
日本の小学生との手紙のやりとり(画像提供:坂本さん)
今、重点を置いてるのは子どもたちへの支援です。
ウクライナを支援・坂本龍太朗さん:
「例えば、うつになる子どもが増えたりですとか、子どもたちは、不便を常に強いられている環境にいるわけですね」
連帯感が支えになればと日本の小学生との手紙のやりとりをサポート。十分、勉強ができない子どもも多いことからオリジナルのノートを作り、2024年1年間で6000冊を届けています。
坂本龍太朗さん:
「日本から支援があるということは、とても大きいことで、本当に日本って遠いわけですよ、ウクライナから見ると。ポーランドから支援を入れるのとは全くわけが違うんですね。子どもたちも戦争の中にあっても希望を見出してくれるというところで、悲劇の中でも子どもたちに希望を与えられる支援だというふうに思ってます」

坂城町・山村弘町長(中央)のもとを訪れた坂本さん(左)
2月10日、坂本さんは坂城町役場を訪れました。
坂本龍太朗さん:
「ウクライナ側からも坂城町に対して感謝の言葉が来ています」
町は国際交流協会と坂本さんを通じてウクライナを支援していて2024年、坂本さんが住むポーランド・ツェレスティヌフ郡と「フレンドシップ協定」も結びました。
実は山村町長、会社員時代、ポーランドに住んでいたことがあります。さらに「娘婿」がウクライナ人。心を痛めてきた一人です。
坂城町・山村弘町長:
「義理の息子の両親がキーウにいますから。時々ミサイルが来たとか(聞く)。3年やってるんだもんね」

ミサイルの破片
坂本龍太朗さん:
「これ、ウクライナにロシアが飛ばしたミサイルの破片なんですよ。ミサイルを迎撃しても、こういうのが降り注ぐので、それで人が亡くなるんですよね」
坂本さんと町はウクライナの子どもたちを励まそうと交流イベントなども検討することにしています。

送った浴衣を着たウクライナの子どもたちを紹介する坂本さん(12日・山ノ内町東小)
坂本龍太朗さん:
「着物とか浴衣とか、日本からウクライナの子どもたちのことを忘れてないと伝えるために、8000キロ離れた遠くから、『忘れてないんだよ』って伝えることができる。そのためにこういうのも贈ってます」
山ノ内町東小の4年生に語りかける坂本さん。今回は1カ月ほど日本に滞在しておよそ20回、県内外の小中学校で講演する予定です。坂本さんはウクライナの「戦後」を見据え、子どもたちに訴えました。
坂本龍太朗さん:
「戦争が終わっても、10年20年30年、100年とか200年、まだ支援が必要です。その時に、日本の平和とか世界の平和、ウクライナの平和を考えるのはみんなです、僕じゃない。僕は今ウクライナを助けているけど、将来、この子どもたちと世界をつくっていくのはみんなです」
児童はー
小学4年生:
「(ウクライナについて考えたことは)あまりなかったんですけど、坂本さんの話を聞いて、ウクライナってこんなに苦しんでいるんだなと分かってよかった」
「1回募金したことあって、集めてもう1回やりたい」
「ウクライナのこととか勉強して、将来支援できれば。食料とか、必要なものを送ってあげたい」