
TONOSAMAbreakfast 洋(2000円)
特集は「朝食」です。脳の働きを活発にし生活のリズムを整える効果がある「朝食」。でも、若い世代を中心に食べない人も増えています。そこで「冬も元気に」と、朝食の提供に力を入れ、評判となっているホテルや飲食店を取材しました。
■ホテルの朝食バイキング

ホテル JALシティ長野(長野市)
長野市の「ホテル JALシティ長野」。
朝6時半、最上階のレストランで朝食バイキングが始まりました。
■旬を味わう 地元の食材にこだわり

メニューは40種類以上
メニューは焼き魚や牛肉のクリーム煮など40種類以上。
客は―。
客:
「(朝食は)そんなに食べないですけど、きょうは特別。すごくパワー付きます」
こちらの朝食バイキングは宿泊客以外も利用することができ、人気となっています。(営業時間:午前6時半~9時半 宿泊客:大人2200円 外来:大人2500円)

四季を通じ、旬の食材を使う
ホテル JALシティ長野・栗原尚子さん:
「四季を通じていろんな食材、春夏秋冬にあった食材を用意してますので、それが楽しみで来ているとか、ほかのホテルに泊まっている方で、うちの朝食が人気なので食べに来たという方も」

信州サーモンのだし茶漬け
人気のもう一つの理由は地元食材へのこだわり。信州サーモンは、ぶつ切りにしてごまだれに漬け込み、だし茶漬けで。
ご飯は中野市産の有機栽培米。定番のおやきや野沢菜漬け、さらには県民おなじみ「ビタミンちくわ」の天ぷらも。

朝食バイキング
宿泊客は―。
埼玉から:
「長野の名物、いっぱいあっていいですね」
「ここ豪華ですよね、いろいろと種類もあって。朝はちゃんととった方がいいですもんね。元気が出ます」
ホテル JALシティ長野・栗原尚子さん:
「信州の食材を十分に楽しんでいただければ。朝食を食べて一日の始まり、一日の活力が湧いてくると思いますので、万全の体調でやっていただければいい」
■大学生が手作り朝食100円で提供

管理栄養士を目指す県立大学の3年生(右)
朝食は脳にエネルギーを送って活発化させ、生活のリズムを整えるなどの効果があります。
しかし、農林水産省の調査では、朝食を「ほとんど食べない」と答えた人が10.1%、「週に2~3日食べる」という人が4.9%。20代・30代に限ると、「ほとんど食べない」人は18.7%にのぼりました。
そこで―。
長野県立大3年・石原美晴さん:
「朝ってゆううつな、私もゆううつな気持ちになるんですけど、生活のバランス・リズムが朝ごはんを食べると整うかなと」
管理栄養士を目指す県立大学の3年生3人が月一回、開いている「朝ごはん会」。長野市内のカフェを借りて朝食を100円で提供しています。