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「ここにくれば良いものが揃う」3月末、140年の歴史に幕…家族の歴史にはいつも百貨店が 入学式の洋服、大切に使っている食器 “最後の初売り”親子に密着

自宅で福袋を開ける青木さん親子

昼過ぎー。

記者:
「おじゃまします。こんにちは」

青木さんの家を訪ねるとー

青木さん:
「いいよ、出して」

長女の萌花さん(高2)も加わってお楽しみの福袋の開封です。

喜ぶ母親の裕子さん

大きな箱はフライパン。

雪姫さん(小4):
「何、作る?」

母・裕子さん:
「あ、いいフライパン(笑)」

手動の「みじん切り器」も

手動の「みじん切り器」も入っていました。

長女・萌花さん(高2):
「こうやって引っ張ると、刃が回ってみじん切りができる」

雪姫さん(小4):
「やりたい!」

長女・萌花さん(高2):
「SNSで料理している人が『これでみじん切りにします』みたいな」

福袋の調理器具を使い、家族みんなでパンケーキ作り(提供:青木さん家族)

キッチン用品に食品、タオル。充実の商品に満足した様子です。

雪姫さん(小4):
「いろんなものを買えて、最後だし楽しかったです」

長女・萌花さん(高2):
「ホットケーキをずっと作りたいと思っていたので、作ろうと思います」

後日、家族みんなでホットケーキ作りを楽しんだそうです。

■洋服に食器 家族の歴史にはいつも

次女・葉月さん(現在、中2)の入学式のワンピースも井上で購入(提供:青木さん家族)

思えば家族の歴史にはいつも井上がありました。

長女・萌花さん:
「これは妹が小学校の入学式で着た服です」

次女・葉月さん(現在、中2)の入学式のワンピースも井上で購入。雪姫さんもピアノの発表会で着ました。井上で買った食器はどれも10年以上、大切に使い続けています。

井上で買った食器は10年以上大切に使っている

母・裕子さん:
「内祝いを選びに行ったりとか、井上さんに行けばいいものがそろうとわかっていたので、買った思い出を思い出しながら、きょう行ってきて。(閉店までに)また足を運びたいと思います」

■閉店まで3か月、店の思いはー

福引抽選会の手伝いをする山路さん

福袋は昼までに無事完売。それを見届ける間もなく、山地さんは福引抽選会の助っ人に。

井上百貨店・山地奨さん:
「うれしい悲鳴といいますか、(福袋は)しっかりとお客さま来ていただいたみたいで、最後まで見届けられなくて悔しいんですけど。また本店じゃなくても、アイシティでも、あの人がいたら行きたいなと思っていただけるような接客ができたらと思います」

井上百貨店

閉店まで残り3カ月。新年度からは山形村の「アイシティ21」に統合し新たな一歩を踏み出します。

井上百貨店・上嶋保 店長:
「あと3カ月になってしまいましたけど、感謝の気持ちを表したいと皆思っていますので、(閉店までに)一度はお越しいただきたいと思います」

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長野放送ニュース

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