■消防団員は特に若手でなり手不足

上田市消防団第15分団・林幹 分団長
実は市の消防団がキャンパスで団員を募集したのはその時が初めてでした。背景にあったのは、全国的にも課題となっているなり手不足です。
上田市消防団第15分団・林幹 分団長:
「人材が不足してきています、高齢化してきています。今ですと20代が全然足りない」

上田市消防団の団員数
市の消防団員は合併後の2006年には2400人余りいましたが3年前、2000人を割り込み現在は1545人に。20代の団員は167人と全体のおよそ10%となっています。
人口減少に加え、地域のつながりが薄れ、若者を中心に新規の入団が減っていることが要因とされています。
■大学での募集でさらに3人入団

左から国井さん、大橋さん、村上さん
そこで「大学でも」と募集したところ、15分団には、国井さんの後、2年生の大橋美優さん(茨城県出身)と村上柚葉さん(静岡県出身)ら、3人が入団しました。

定期広報
この日、3人が行ったのは「定期広報」。
呼びかけ:
「火を取り扱う際は、細心の注意と適切な後始末をしてください」
火の用心を呼びかけました。
大学の前でもー。

女子大学生団員も呼びかけ
長野大学2年・大橋美優さん:
「『聞こえたよー』って言ってくれる子もいます。ちゃんと自分のやってることが伝わってればいいなと思ってやってます」

長野大学2年・村上柚葉さん
11月24日、上田市―。
別の日には救護訓練も。
長野大学2年・村上柚葉さん:
「学生生活では学べないことが学べるので私はすごく楽しいなって感じていて、自分のためにもなるし、地域のためにもなるなということが魅力だなと思いながら活動してます」
分団長は…
上田市消防団第15分団・林幹 分団長:
「分団としても活気が出ますし、若い力はすごいエネルギーをもってますので、第一歩踏み出すきっかけがうちらでつくれればなと思いますので、若い子たちがどんどん入りやすい消防団をつくっていきたい」
■大学内に分団サークルも立ち上げ

長野大学
12月16日、長野大学―。
国井佳音さん:
「おはよー」