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“ディープな商店街”に若い世代が次々と出店 レトロな雰囲気や人情味にひかれ 築90年「9軒長屋」をリノベーション

こよいのお酒「青葉」

街の魅力を広くアピールしようと住民を巻き込みながら、ワークショップやイベントも開催しました。

冒頭で紹介した「あお葉」も「9軒長屋」のうちの1軒です。

通りに面した壁はガラス張りにして気軽に立ち寄れる雰囲気に。改装にはワークショップとして住民やボランティアも参加してもらいました。

開店祝いの樽酒

青山さん:
「わーすごい!」

知人の男性:
「お祝い、樽酒なんだけど」

この日、初めて来店した知人の男性は。

知人の男性:
「雰囲気良いですよね。古いところと新しいところが混ざっている、そこの柱とかもそのまま使っていて」

■人の温かさも魅力

西鶴賀商店街

青山さんが西鶴賀への出店を決めたのは、レトロな雰囲気だけではありません。

こよいのお酒「あお葉」・青山栄里さん:
「『これからこの街でお店やっていきたいんです』という話をしたら、『よくこの街に来てくれたね』と言われたことが、とてもうれしくて。人の温かさに触れられるいい街、素敵な街。地元の方と新しく街に来た方が、このお店でつながりができればいいな」

■「ディープな街」大学生の古着屋も

古着屋 嬰・中川亮さん

青山さんのように街の魅力にひかれ、「9軒長屋」で店を始めた学生がいます。

古着屋 嬰・中川亮さん:
「最初に見たときはすごいディープな街だなと思ったのが第一印象。昭和の香りが残る街、昭和には生きていないが若い人が思い描く昭和が残っている稀有な街」

「古着屋 嬰」を大学の友人と営む中川亮さん(22)。長野県立大学の4年生です。

古着屋 嬰

大学の先輩が営んでいた古着屋が閉店することになり、それを引き継ぐ形で2024年4月、店を開きました。

中川さん:
「音響メーカーヤマハの90年代くらいのシャツになっていて」

古着屋 嬰

扱う古着はおよそ200着。海外から古着を仕入れる卸業者から買い付けています。

商店街では異色の存在ですが。

古着屋 嬰・中川亮さん:
「20代前半の若者がお店を開くことにも、『おお、いいじゃん』と街の方が言ってくれたり、『また見に行くね』と実際に来てもらったり、若者が大好きで、新しいものがどんどん入ってこいというようなスタンスでいてくれる、街全体がそういう雰囲気」

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