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“恩返しの恩返し” つながる2つの被災地 炊き出しが縁 能登の人々が長野市長沼へ「復興に向けて頑張る気持ちに」

■前に進み気持ちを後押し

交流は約3時間続く

蛸島の住民の一人、白田さんは地震で自宅が全壊。その上、9月の豪雨で床上30センチまで水が浸かったと言います。

珠洲市蛸島町・白田唱子さん:
「(長沼の)状況をいろいろ聞かせていただいて、本当にすごいことが起こったんだなって。それを乗り越えて復興していく過程は、私たちがこの先進んでいく道しるべになるなと。皆さん、珠洲のことすごく応援してくださっているので、私たちが前を進む気持ちを後押ししていただいているな」

交流は約3時間続きました。

■復興に向けて頑張ろうと

ビッグハットで台風19号災害の展示パネルを見る珠洲市蛸島町の住民(6日)

10月6日、長野市若里・ビッグハット。

星野良和さん:
「一日楽しんで帰ってください」

翌日、蛸島の住民たちは台風19号災害の復興イベントにも足を延ばし、被災地を支えた多くのボランティアや復旧・復興への歩みなどの展示を見て回りました。

2019年の台風19号災害では、全国から多くのボランティアが長野市長沼に

蛸島町の住民:
「1日3000人ということで、石川にも能登の方にもボランティアの人がいっぱい来てくれると助かりますね」

珠洲市蛸島町・白田唱子さん:
「私たちもこの先どうなっていくのだろうって不安でしかないんですけど、5年でここまでできたというのを見せていただいて、希望にもなりますし、復興に向けて頑張ろうという気持ちも強くなった」

■二つの被災地つなぐ炊き出し

能登で炊き出し支援を続ける星野良和さんと妻・百代さん

二つの被災地をつなぐ星野さん夫婦の炊き出し。そこから生まれた今回の交流は能登の被災者への新たな励ましともなりました。

夫婦で炊き出し支援・星野良和さん:
「『あの時はうれしかった』『ありがたかった』そういう言葉を聞くだけで、また行こうかという気持ちにさせてくれるのも、蛸島のきょう来てくれた人たちの言葉だと思う。その言葉に応えられるように夫婦で力を合わせて今後も頑張っていきたいな」

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