9月16日―。
故郷・上田市でのコンサート。多くの観客が詰めかけました。
コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん:
「ふるさとの皆さんに聴いてもらえるのは感無量です。50年やってきた、いろんなことがあるけど、それを皆さんに投げ出して、聴いてもらいたい」
コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん:
「最初に、戦争が続くウクライナの曲を聴いてください」
【演奏】♪「おかえり春」
会場には約1200人の観客―。
コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん:
「ずっと大切にしているコカリナ、焼けている木です、広島から来ました。『被爆樹』です。原爆で焼かれた木、真っ黒に焼けた木が届きました。これはいくらなんでも(コカリナを作るのは)無理だと。(作ってみると)信じられないような音が飛び出してきました。木には魂が住んでいるというのは本当だろうと思ってしまいました」
【演奏】♪アメージング・ピース
コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん:
「今まだ、ガザもウクライナも戦争が続いています。なんとしても子どもたちを守りたい、みんなで力を合わせましょう。ありがとうございました」
観客はー。
市内から:
「みんなの心に響く歌がいいと思う」
宮城県から:
「子どもたちに戦争に行ってほしくないと掲げながら、子どもたちに教育をしていたので、そういうことが大事だと」
コカリナを広めて25年余り。
その音色に平和への願いを託す黒坂さんの活動はこれからも続きます。
コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん:
「(一番の願いは)平和な世の中をつくっていくってことですね。戦争って何もいいものを生まないのに、なぜそうなるか。もっとみんな関心を寄せていかなきゃいけない。言葉を越えて音楽や歌を歌うことによって、気持ちが融和的になる。そこへ僕の音楽が少しでも役立つなら、ありがたい」
平和・復興祈る音色 コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん 音楽活動50周年 故郷の上田でコンサート
