
左:塚田たまゑさん 右:当時17歳の二山治雄さん
40年ほど前からローザンヌ国際バレエコンクールに毎年参加。
2014年には当時17歳の二山治雄さんが優勝を成し遂げました。
塚田たまゑさん:
「日本の中で、ただお稽古をしたり、コンクールに出ているだけでは、世界が見られない。世界から集まる若者たちの今を勉強したくて」
■「生きている限り」

指導する塚田たまゑさん(左)
8月の発表会。
演目の多くの演出・振付は今もたまゑさんが担当しています。
塚田たまゑさん:
「好きなんです、作るのが。人のまねをするのは嫌だから、私のものを出していかないと、誰かのものじゃ嫌」

体力を保つためピラティスを続ける
子どもたちへの指導を続けるたまゑさんですが、実は腰や心臓の手術をしており、昔のように体は動きません。だからこそ体力を保つ努力を続けています。
その一つがピラティスです。
塚田たまゑさん:
「生きている限り、あんまり無雑なかっこうを見せたくない。自分で見て嫌なものは、なるべく見せないように。子どもたちに見られて恥ずかしくないように」

指導するたまゑさん
一緒に指導するみほりさんも、教室で出会う生徒たちが、たまゑさんの支えになっていると話します。
塚田みほりさん:
「生徒たちがすごい支えてくれているのも確かで、周りの人たちに支えていただいていることも一番の元気の源。小っちゃい子たちも一生懸命慕ってくれている」

生徒たちは
生徒たちは―。
教室に通う生徒:
「鳥さんの踊りとかほめてくれた」
「みんなに優しくしてくれて元気で、みんなのことをほめてくれる先生」
「一つ一つ基礎や見せ方をしっかり教わった。元気に指導したり、行き来も早くて90歳と思うとすごい」
「いつまでも元気でいてほしい」
■100歳・学園70周年へ

白鳥バレエ学園・塚田たまゑさん(90)
バレエに捧げた人生。
数多くの生徒を指導し世界で活躍するダンサーも育ててきた、たまゑさん。
次の節目、「100歳・学園70周年」を見据えています。
白鳥バレエ学園・塚田たまゑさん(90):
「寿命がある限り寝込まないで、できるだけ子どもたちの役に立つ日々でありたい。美しく舞台で踊れるように子どもたちを仕上げていかないといけないから。もうちょっと生かさせていただいて、頑張りますのでよろしくお願いします」