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亡き祖父の夢を受け継ぐ 25歳の孫娘が会社を辞め“そば職人”に 長野・飯綱町で店開業 つなぎに「オヤマボクチ」を使う伝統のそば打ち

■母親「天国で父は喜んでいる」

オヤマボクチ蕎麦 ざるそば(1100円)

オープンは11時から。この日は地元や隣の長野市から客が訪れていました。

一番人気はざるそば。

客:
「おいしい、おいしい」

海老と野菜の天ぷら(600円)

地元産のナスやパプリカなどの天ぷらも人気です。今も時折、働いている地元の温泉施設の料理人から習っています。

客:
「天ぷらもおいしいし、最高だね。(そばは)滑りがいいよな、それがおいしいわ」

畔上さんと母・美重子さん(右)

接客や配膳を手伝うのは母親の畔上美重子さん(57)です。

母・美重子さん(57):
「そば打ち職人になりたいと言ったときは、反対はしなかったですけれども、ここまで真剣に続くとも思っていなかったので、今は本当にすごく誇りに思っています。たぶん、天国で父は喜んでいるんじゃないかと思います。『うまいじゃねえか』とか言って、喜んでくれるんじゃないかなと思います」

「おいしかった」

八方味人・畔上清加さん:
「お味いかがでしたかね?」

客:
「おいしかった」

■「オヤマボクチ」そばを広めたい

オヤマボクチのざるそばと天ぷら盛り合わせ

祖父の夢を継いで歩み始めたそば職人の道。

店名には「四方八方、大勢の人に味わってもらいたい」という願いが込められていて、畔上さんは、今後もオヤマボクチを使ったそばのおいしさを広めたいとしています。

八方味人・畔上清加さん:
「目標としては今まで通り、このそばを広めたいというのが一番なんですけど、まず街中にお店を移転させることが夢であるのと、今まで誰もいないというところで、オヤマボクチを世界に広めたいとは思っています」

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長野放送ニュース

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