■AEDをグラウンドに

AEDはリュックサック型
菅平高原ホテルやまびこ・高森実穂さん:
「試合(や練習)に行く前に、ここにAEDが置いてあったら持っていく。夕方、練習・試合が終わったら持って帰ってくるのを各チームにお願いしています」
宿泊先からAEDを持ち出してグラウンドに置くことがルール化されました。

菅平高原ホテルやまびこ・高森実穂さん
「ホテルやまびこ」に宿泊していた神奈川の大学ラグビー部もこの日、グラウンドの脇に置いて練習していました。
菅平高原ホテルやまびこ・高森実穂さん:
「元々、宿の方にもAEDはあるんですけど、外のグラウンドで何かあった時にホテルのフロントまで取りに来るのにやっぱり距離がある。安心して合宿してほしいので、プロジェクトで配備してもらい本当にありがたい」
■安全に安心してスポーツできるように

合宿中に部員たちがAEDの使い方などを体験
講習会:
「AED持ってきました」
AEDがあっても実際に使えなくては意味がありません。そこで、2023年から講習会を開催。救急救命士を目指す学生などが講師となり、合宿中に部員たちにAEDの使い方などを体験してもらっています。
講習を受けた学生:
「(ラグビーは)人と人とがぶつかるスポーツなので、何が起こるかわからない面から、命を救う取り組みを、それぞれが意識をもって行っているのはとても大切」
「プレイヤーも、もっと安心してプレーできるのでは。菅平だけではなく、いろんな所でもっとAED普及するといい」

グラウンドの脇にAED
スポーツを、より安全に―。
関係者は取り組みや意識が菅平から広がっていくことにも期待しています。
SAFEプロジェクト・大伴茉奈さん(桐蔭横浜大学スポーツ科学部):
「ラグビーの人たちが聖地として集まってくる場所、それを日本各地に持ち帰ってほしいというのが一番の目的。みんなで一緒に安全をつくっていくという形を目指していけたらいい」