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大病を患ったことが転機に 女性社長が奮闘「大手の店にはない個性を」山あいの暮らし支える70年以上続くスーパー

ジンギスカン作り

ちょうどそのころ、国道の拡幅工事で店は移転を迫られていました。一時は店を閉じることも考えましたが、父の言葉が胸に響き2008年、田中さんが社長に就任。

以前の店の向かいに新たな店舗を構えました。前の店は、ジンギスカンや総菜を作る「加工場」として利用しています。

名物のジンギスカンを作っているところを見せてもらいました。

■店独自のタレ ジンギスカンが名物

オリジナルのタレで漬ける

肉はオーストラリア産とニュージーランド産のラムを使用。

こちらは店オリジナルのタレ。しょうゆベースで、ニンジン・タマネギ・ニンニク・ショウガ・レモン、肉を柔らかくするリンゴやキウイフルーツも入っています。

丁寧にもみ込む

精肉担当:
「ムラを出さないように肉にしっかり混ざって浸透した方がいいので」

これを手作業で丁寧に肉に混ぜ、漬け込みます。

昔ながらのビニール袋に入れて販売するスタイル

真空冷凍の品もありますが、40年間、ビニール袋に入れて販売するスタイルを続けています。

フレッシュトップ田中屋・田中利加子社長:
「野菜、果物をふんだんに使っているので、大人から子どもまで皆さんが量を食べられる、あっさりとした味付けを守ってやってきています」

地元企業とのコラボ・ジンギスカンも

店頭にはオリジナルと辛口(100g278円税別)に加え、八幡屋磯五郎、マルコメなどの県内企業とコラボしたジンギスカン5種類が並びます。ファンが多く、県外から足を運ぶ人もいて、全国発送もしています。

「ジンギスまん」(1個500円税別)

総菜コーナーには豚肉をジンギスカンのタレに漬けて焼いた豚ジンギスカン丼(580円税別)や手軽に食べてもらおうと、この春発売した「ジンギスまん」(1個500円税別)も。

ジンギスカン(オリジナル)を焼いて食べる

地元の住民:
「うちでもフライパンで焼いて食べますよ。他のものは食べたことないんだけど、どんな特徴といわれても、けっこうおいしい」

店は簡易ジンギスカン鍋も扱っています。その鍋で人気のジンギスカンを買って、実際に食べてみました。

(記者リポート)
「やわらかい!あっさりとした味付けなんでけど、肉にしっかり味がしみてます。野菜と果物の甘みが感じられて、とてもおいしいです」

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長野放送ニュース

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