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外国人客がいろんな場所に 人気スポット以外にも 楽しみ方が多様化 朝の法要「お朝事」にツアー客 ヨーロッパからの訪問目立つ

外国人観光客でにぎわう松本城

2023年度、訪れた外国人客は過去最多の約16万人。

4月も2万6000人余りと4月としては過去最多となりました。

■8割から9割がヨーロッパから

「ぬのや旅館」

増加の勢いを感じている場所がお城の南・中町通りにもありました。

5月1日、リニューアルオープンした「ぬのや旅館」です。

ぬのや旅館・塩見透さん

ぬのや旅館・塩見透さん:
「フランス、イギリス、ドイツあたりのお客さまが多い。全体の8割から9割はヨーロッパのお客さま」

リニューアル後の「ぬのや旅館」

戦前の1938年に建てられた「ぬのや旅館」は、行商人などに親しまれたかつての「商人宿」。

オーナーが高齢となって存続が危ぶまれましたが、白馬村で2軒の宿泊施設を経営する塩見透さんが受け継ぎ、2023年夏から改装工事を進めてきました。

古さはそのままに、12部屋から6部屋にしてゆったりくつろげる空間にし、以前はなかった部屋専用のトイレとシャワーも設けました。

ぬのや旅館・塩見透さん:
「建物自体が魅力のある建物ですので、その雰囲気を壊さないで最低限のリフォームをするか、建物の価値を高めることを意識した」

以前はなかった部屋専用のシャワー

外国人客は、以前から全体の6割ほどを占めていましたが、リニューアルの効果もあってか今は8割から9割に上昇。

特にヨーロッパの人が多いそうです。

イギリスの夫婦

ぬのや旅館・塩見透さん:
「ハロー ウェルカム バック」

こちらは二泊で予約したイギリスの夫婦。

和室

イギリス人女性:
「インターネットを見てる時に、予約サイトで(見つけた)。私たちは伝統的な建物が好き、だからここを選んだの。ジャパニーズスタイルの布団や畳、和食も素晴らしい」

ぬのや旅館・塩見透さん:
「ヨーロッパに行くと感じるのは、古い建物を非常に大事にされている。歴史や文化が非常に好きなので、彼らのニーズにマッチしているのかな」

■わさび農場も人気

安曇野市・大王わさび農場(5月4日)

松本から少し離れた場所でも変化がー。

こちらは安曇野市の大王わさび農場。外国人客の入り込みはコロナ前に戻りつつあり、これまではアジアの団体客がメインでしたが、今年はヨーロッパの個人客が増えているといいます。

大王わさび農場・田村歩さん:
「ヨーロッパ、フランスのお客さまが結構多く来ていただいている状況。近くにアルペンルートが今の時期、開通していて、そういったお客さまが流れてきてこちらに立ち寄っていただくことが考えられる。(円安の影響は?)そうですね、一番印象はあると思います」

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