
屋代南のOB、シェフの宮原さん(中央)
高校は毎年、銀座NAGANOで生徒が作った菓子などを販売するイベントを開催してきました。
今年は全国1位の記念に長野市内の飲食店を借りて一日限定でメニューをふるまうことにしました。
場所の提供で協力したシェフの宮原さん(22)も屋代南のOB。高校から打診を受け、後輩たちのためにと快く引き受けました。
金花猫シェフ(屋代南OB)・宮原優さん:
「自分も同じ大会に出て、3位だったんですよ。日本一取るのは難しいので、すごいなと。お店に入って中を見るというのが、一つ勉強になると思うし、将来につなげていただければいいなと」

2・3年生22人も集まり料理を作る
考案した2人のほか、2・3年生22人も集まり、接客も含めて生徒が行います。
小山さくらさん:
「(レンコンの)枚数足りる?」
竹内諒さん:
「十分足りると思う」
コンテストと同様、小山さんは野菜のカットなどを、竹内さんは揚げ物を担当します。

大量に使った「サバ缶」
「サバ缶」も大量にー。
メニューを一般の人に提供するのはこれが初めて。

小山さんと竹内さん
小山さくらさん:
「正直不安しかないんですけど、頑張ります」
竹内諒さん:
「だいぶバタバタです。おいしく作ったレシピなので、おいしく食べてほしい」

オープン(長野市・金花猫)
「いらっしゃいませ」
午前11時にオープン。
保護者の他、SNSで知った客が次々とやってきました。

丼の名前は…「Ca va?(元気ですか?)」 (正式にはCにセディーユが付く)
丼の名前は、フランス語で「元気ですか?」という意味の「Ca va?」。
生徒:
「お待たせしました」
感想はー。

感想は…
長野市内から:
「賞を取ったやつなんですよね。食べられてうれしいし、よくここまでできるなと」

感想は
3年生の保護者・千曲市から:
「サバ缶揚げるというのが発想になかったので。発想もですけど、頑張って練習して作り上げていくのがすごい」

味変用の冷や汁をかけ…
丼に添えられた冷や汁は「味変用」。県産のクルミや生徒が仕込んだ味噌が使われていて、これを丼にかけて味わいます。
会場に駆け付けた小山さんの両親はこの「味変」にびっくり。
小山さんの母・美恵さん:
「初めて食べたんですけど、サバ缶と思えないような味でおいしい。冷や汁かけて味変えたが、とにかくおいしくてびっくり」