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「中部横断道」で新鮮な海の幸を 鮮魚卸がランチ営業 長野と静岡を結ぶ道路が挑戦を後押し

朝の仕入れを終えたトラックが到着

先週の金曜。

この日、静岡で仕入れてきたのは朝取れの生シラスなど。

生シラス

松浦志保社長:
「生シラス、基本足が早いからその日のうちに食べてもらうのが一番おいしい」

■ランチに進出

ランチ営業

中部横断道の時短効果も生かした次の一手。

それが「ランチ営業」でした。

マグロをさばく松浦社長

松浦志保社長:
「よく聞かれたりすることがあって『どこに行ったら、うちの刺身食べられる?」。より多くの方に知っていただくためには、飲食がすごい重要かなと思いました。こっちに着くのが10時とかになると、仕込みとか準備が間に合わない。(到着が)早くなったのはものすごく大きい」

■「海を身近に」

約30匹の魚が泳ぐ大型水槽

4月初めに飲食の営業許可を取得し店内にはマダイやカンパチなど約30匹の魚が泳ぐ大型水槽も設置。

「市場食堂」の雰囲気を再現しました。

松浦志保社長:
「海を身近で感じられる空間で食事も楽しんでいただける形ができれば」

丸松刺身定食(1800円)

営業は午前11時から午後2時までです。(水曜定休)

ランチの一番人気は丸松刺身定食。

約10種類の海の幸が味わえます。

あら汁

松浦志保社長:
「きょうは、ほとんどキンメダイの頭なんですけど」

魚の頭や骨を使ったあら汁は無料で食べ放題です。

刺身定食を頼んだ人(町内から):
「おいしいですね。あら汁もいいですね。家ではなかなか無理なので」
「いいね、いろんな味が楽しめて、こんなにあると思わなかった」

■旬の桜エビも

桜エビのかき揚げ丼(1300円)

伊勢で水揚げされた本マグロは丼で。

旬を迎えた静岡の桜エビはかき揚げにして提供。

桜エビのかき揚げを食べた客:
「おいしい、サクサク」

本マグロの刺身

丸松水産・松浦志保社長:
「朝取れの魚であったり、その日取れたものやマグロなんかは生の本マグロを一本で買って、おいしいタイミングでおいしいものを食べていただく、そこはこだわってる。一口食べて感動していただけるような鮮魚を出したい」

新鮮な海の幸を信州に。

卸業者の挑戦を道路事情の変化が後押ししています。

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