
この日2度目の来店で、好物の「鍋焼きうどん」を注文
スタッフ:
「きょう2回目にお目にかかりますね」
男性はこの日2度目の来店で「鍋焼きうどん」を注文。最後のメニューは好物の鍋焼きうどんと焼肉です。
28日に2度来店した男性:
「いただきます。おいしいです。さみしいだけですね、これが食べられなくなるってことは」
■温かいメッセージ

客から花束を渡される佐藤秀美さん
花を届けに来た人もー。
食堂S・S ・佐藤秀美さん:
「こういうの見ると切なくなるんですよね。こんなにしてもらって、どうしよう(涙)」

食堂S・S 店主・佐藤秀喜さん
食堂S・S 店主・佐藤秀喜さん:
「早く再開して、また皆さんの、思いに応えなきゃだめなんだよ。そういうメッセージだよ」
■旧車の愛好家グループも

安曇野市から来た旧車の愛好家グループ
安曇野市から:
「S・S食堂と同い年の車なんです」
残り1時間を切った頃、やってきたのは旧車の愛好家グループ。
安曇野市から:
「木曽路を通るときは、朝寄って、用事済ませて帰りも寄って、朝と夜」

必ず納豆汁を注文する男性
いつものメニューを味わいます。
安曇野市から:
「ここに来ると豚汁じゃなくて、納豆汁一択。絶対なんですよ。(味は?)最高」

旧車の愛好家たちも花束を
「ささやかながら」
旧車の愛好家たちも花束を―。
安曇野市から:
「60年間、おつかれさまでした」
■「一日も早く再開を」

佐藤秀喜さんと妻の秀美さん
食堂S・S 店主・佐藤秀喜さん:
「いまだに実感はわかないですね。まだ明日、またここに来ちゃいそうな。頑張ってきてよかったなって、そういう思いです。もう一つね、私のいつも傍らにいて、人一倍努力し頑張ってきた妻にも感謝したいと思います。本当に、ありがとな、ご苦労さま」

妻の秀美さん
食堂S・S・佐藤秀美さん:
「(涙)ありがとうございました。皆さまのおかげで、きょうまで頑張ってこられた…」

記念撮影
常連客のリクエストで最後は店の前で記念撮影。
食堂S・S 店主・佐藤秀喜さん:
「早くに4代目を探して指導して、一日も早く、お客さまの笑顔を見たいなって思います」

記念撮影
客:
「みんなで『いらっしゃいませ』って言ってくださいよ」
スタッフ:
「いらっしゃいませー」