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おむつ・おしり拭き“月額2508円で使い放題” 保育園・幼稚園で「サブスク」広がる 「荷物が減った」と保護者から好評 保育士にもメリット

簡易ベッドでお昼寝

信濃ひまわり幼稚園・成田由美保育主任:
「雨の日に(きょうだい)2人分の布団とか、行ったり来たりするのを見て、どうにかならないのかなっていう話があったんですね。抱っこして荷物も持ってというのは大変だったと思うので、それは減ってよかった」

カバーと掛布団は週末、家庭に持ち帰ってもらいますが、敷布団に比べれば負担が減って好評です。

左:おむつのサブスク(月額2508円) 右:エプロンのサブスク(月額877円)

おむつとエプロンのサブスクは各家庭の判断。

ベッドと合わせると最高で月額3685円の負担です。

■保護者「負担が減った」

サービス全利用で荷物は、帽子だけ

保護者に話を聞くとー。

サブスクを全て利用・1歳児の保護者(上に4歳):
「荷物これだけ、帽子だけなんです。ちょっと前までは考えられなかった、想像もしなかった制度なので、すごくありがたい」

サブスクを全て利用・1歳児の保護者(上に10・8・6歳):
「(上の子の)タオルの洗濯がすごく嫌で地獄の毎日。今は使い捨てにしてもらって本当に負担が減ってとても助かっています。(料金は?)全然いいです、お金がかかっても楽になる方が」

サブスク利用なし・2歳児の保護者(上に9歳):
「(敷布団がなくなって)重たい、かさばるというところが一番楽になりました。おむつは家から持ってきた方が安いかな。タオルも日々一緒に洗濯しちゃえば問題ないので、いいかな」

使用済みおむつの持ち帰り率(公立保育園のある市町村)

荷物が減っているのは使用済みおむつの「持ち帰り」を止める流れが広がっていることも背景にあります。

負担軽減や衛生面を考慮し、国は2023年1月から「園での処分」を推奨していのが理由です。

「BABY JOB」が全国の状況を調べたところ、長野県は2023年4月の時点で使用済みおむつの持ち帰りを42市町村が続けていました。

半数を超え全国ワースト2位でしたが、今年4月には13市町村に減っています。

園児をお迎え

子育てに苦労はつきもの。

それだけに少子化が進む中、これまでの「当たり前」を見直し、子育て家庭に寄り添おうとする現場の意識がサブスクを広めているようです。

信濃ひまわり幼稚園・成田由美主任保育士:
「保育を必要としているおうちの、保護者の方の力になれたらいいなっていうのもあるので、そういうものの面からも改善できるところはやっていけばいいかなと思うし、あとは気持ちの方で、しっかり寄り添っていければなと」

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