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あらためて「新NISA」どんな制度?注意点は?人気の投資対象商品は?「長い視点で続けて」 

新NISA

特集は、新NISAです。最近、耳にする機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。NISAは直訳すると「日本の個人貯蓄口座」という意味ですが、「小額投資非課税制度」を指す言葉です。これは一定の投資で得られた利益を「非課税」にして、個人の資産運用を支援する制度。年明けから新たな内容となったので、「新」が付いています。日経平均株価が史上最高値を更新したこともあり、ここに来て一段と関心が高まっているようです。制度の内容と現状をお伝えします。

日経平均株価(2月26日)

東京株式市場の日経平均株価は、2月27日まで3営業日連続で終値の史上最高値を更新。アメリカの株高に加え中国の景気悪化で外国人投資家が日本に注目したことでバブル期を超える34年ぶりの歴史的な水準となっています。

この株高を背景に今、関心が高まっているのが新NISAです。

長野證券営業本部・纐纈花さん:
「(日経平均株価)最高値更新を受けて関心が高まったのももちろんあるが、今年からNISA制度が大きく変わったというのが関心が集まっている理由だと思う」

毎年一定の範囲内の投資で得られた利益を非課税に

貯蓄から投資へー。

政府は個人の資産形成と経済成長を図る手段として2014年、NISAを導入しました。

通常、株式や投資信託で得た利益は20%の税金がかかりますが、毎年一定の範囲内の投資で得られた利益を非課税にするものです。

さらに、岸田政権の「資産所得倍増プラン」に基づき、今年、「新NISA」がスタートしました。

これまでとの違いは…

これまでとの最大の違いはー。

長野證券営業本部・纐纈花さん:
「まず投資できる金額が大きく増えたということと、今まで『一般NISA』と『積立NISA』のどちらかしか使えなかったのが、どちらも使えるようになり、自由に使えるようになったのが大きく変わったところ」

これまでNISAの口座を開くと「つみたて」と「一般」のどちらかを選ぶ必要がありましたが、新NISAでは、「つみたて投資枠」と、「成長投資枠」の併用が可能となりました。

投資の上限額はそれぞれ120万円と240万円、合わせると1人年間360万円までに上げられました。保有できる限度額も1800万円に拡大。期間は無期限になりました。

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長野放送ニュース

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