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漆器でつながる支援「技術絶やしてはいけない」 輪島塗の職人のために…木曽漆器の組合が義援金募る

能登半島地震の影響を受ける「輪島塗」の職人たちを支援しようと、長野県の木曽漆器の組合が義援金を受け付けています。今後、道具の支援なども検討しています。

(記者リポート)
「木曽漆器工業協同組合の事務所に、同じく漆器の産地である輪島を支援しようと、義援金箱が設置されました」

甚大な被害が出ている石川県輪島市。伝統工芸「輪島塗」の工房も被災しました。

輪島と同じく漆器の産地になっている長野県木曽地域。木曽漆器工業協同組合は、輪島塗の職人たちを支援しようと、9日から義援金の募集を始めました。

木曽漆器工業協同組合・小林広幸理事長:
「同じ漆器塗りをする仲間なので、仲間を助けたいというその一点です」

義援金は一口1000円で、組合員以外からも受け付けています。

組合によりますと、昔は木曽漆器の職人が、輪島の職人から技術を学ぶことも多くあったということです。

木曽漆器工業協同組合・小林広幸理事長:
「漆器のブランドからしたら日本のトップ。専門職の方が輪島にはたくさんいる。その人たちの技術はこれから絶やしてはいけない」

組合は地震で輪島塗が衰退してしまうことを懸念しています。必要があれば輪島の職人に道具を送ったり、工房を貸すなどの支援も検討するということです。
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