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記者が見た能登の現実 厳寒の避難所 トイレの水は学校のプールから...住民が交代で水汲み

能登半島地震ではこれまでに202人が死亡、102人が安否不明となっています。FNN取材団として地震直後から7日まで現地で取材した宮原記者の報告です。

NBS宮原將樹記者(1~7日、FNN取材団の一員):
「現在、石川県内では2万8000人余りが避難所に身を寄せています。避難所も取材しましたが、物資の量も十分ではなく、衛生環境や感染症対策も問題となっています」

こちらは珠洲市の飯田小学校。避難所となっていて、およそ700人が身を寄せています。

避難所の代表:
「ぎりぎりですね、食料も均一には配れなくて、これで何とか分け合ってくださいという状況」

自治体には食料や生活物資は届いていますが、やはり道路状況などで避難所まで届くのが遅れています。

断水も続いていて、トイレを流すときはプールから水をくんで対応していました。

さらに…

避難する住民:
「インフルエンザとかいろんな病気がはやっているし良くないと思う」

すでに各地の避難所では、新型コロナやインフルエンザにかかる人もでてきています。

こちらの避難所ではアルコール消毒液やマスクも届いていないということです。

避難生活は長期化するとみられます。衛生環境や感染症への対策も必要だと感じました。



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