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食料、水、トイレ足りない 病院は非常用電源で治療続く…物資、給水車、DMAT 県内からも続々と支援

食料や水、簡易ベッドなど支援物資をトラックに積み込みます。行き先は被害の大きかった石川県穴水町。防災協定を結ぶ長野県宮田村は、4日夜から職員4人を派遣し物資を届けます。

宮田村みらい創造課の担当者:
「(現地では)まず、ベッドが足りない。あとトイレも足りないと聞いている。水は給水車よりペットボトルの方がいいと情報ありましたので」

電話がつながりにくいため、現地との連絡はSNSやメールでやりとりしました。

千曲市も姉妹都市の富山県射水市にブルーシート200枚を届けるため、4日午後、職員2人を派遣しました。

給水車も…。

被災地では広範囲で断水も続いています。

長野市上下水道局の担当者:
「飲み水、手洗いの水、トイレの水も使えない。衛生状態含めて、皆さん困っているのが実情です」

長野市などからは給水車が石川県へ出発しました。

羽咋市では3日から松本市と飯田市が。

宝達志水町では岡谷市が給水活動を続けていて、5日からは長野市と県企業局、上田市が引き継ぎます。

県内の市町村は今後も交代で給水車を派遣する予定です。

病院も対応に追われています。

諏訪赤十字病院・梶川昌二院長:
「災害救護活動は現地派遣される職員のみでなく、バックアップの職員も一致団結して業務に当たることが求められます」

諏訪市の諏訪赤十字病院は、地震発生翌日の2日から、「災害派遣医療チーム・DMAT」を5人現地に派遣しています。

現地の病院が非常用電源で治療を続ける中、重傷患者の搬送や夜間勤務などに当たっているということです。

県内からは、長野日赤や信大病院など13の病院がDMATを派遣しています。

能登半島地震を受け日本赤十字社は、4日から被災地の支援のための義援金を受け付けています。

なお、石川県は、個人からの支援物資は仕分けの手間などを考慮し受け付けておらず、義援金など別の形を検討してほしいとしています。

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長野放送ニュース

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