松本山雅の選手ら集うジンギスカン店が閉店へ　未経験のサポーター男性が修業中「味と魂を引き継ぐ」

引退を決断した加藤さん（手前）と店を引き継ぐ桜井さん（奥）

飲食業からの引退を決断した加藤さん。

その隣で手伝っているのは、常連客で山雅サポーターでもある桜井勇二さん（54）です。

「かとちゃん」を引き継ぐ・桜井勇二さん

店は「山雅愛」を育んだ特別な場所。閉店を聞きつけ、「自分が味を引き継ぐ」と名乗り出ました。

「かとちゃん」を引き継ぐ・桜井勇二さん：
「なくすのは寂しいなと思いまして、もしなくすなら（自分が）引き継ごうと考えました」

本業は厨房機器の販売で、飲食業は未経験。加藤さんから仕込みなどを学んでいます。

「喫茶山雅」の隣に「二代目かとちゃん」を開く予定

飲食業界にいる息子の力も借りて、1月末から「喫茶山雅」の隣に「二代目かとちゃん」を開く予定です。

店主・加藤順一さん（中央）と店を引き継ぐ桜井勇二さん（右）

「かとちゃん」を引き継ぐ・桜井勇二さん：
「（「かとちゃん」は）山雅にとっても、サポーターにとっても市民にもファンが多い店。（加藤さんの）意志を継いで責任感持ってやっていかないといけない」

「かとちゃん」店主・加藤順一さん：
「（桜井さんに）今までやってきたことを教えることが使命かなと思う。（山雅は）今は残念なリーグですけど、上がある限り、目指して一からやってほしい」