松本山雅の選手やサポーターの集いの場となってきたジンギスカン店
サッカー・松本山雅の選手やサポーターの集いの場となってきたジンギスカン店が12月29日に閉店します。惜しんだサポーターの男性が、味と店名を引き継ぎ別の場所で営業を始めるため、今、修業に励んでいます。
ジンギスカンが一番人気
客：
「うまいっすね」
仕事帰りのサラリーマンなどでにぎわう店内。松本駅近くにあるジンギスカン店「かとちゃん」です。
しょうゆベースのタレで味付けしたジンギスカンが一番人気です。
客：
「全然臭みないし、おいしい」
松本山雅・鐵戸裕史 育成部長（左）と店主・加藤順一さん
店は、サッカー・松本山雅の監督や選手、サポーターにも親しまれてきました。
この日、客として来ていた元選手の鐵戸裕史さんもその一人です。
松本山雅・鐵戸裕史 育成部長：
「松本に一番最初に来て、スタッフに連れてきていただいた場所がここだったので、自分の中で家みたいな、感謝してます」
「かとちゃん」店主・加藤順一さん
店主の加藤順一さん（65）。2005年のオープン以来、J1を2回経験するなど大きく成長するクラブとともに歩んできました。
「かとちゃん」店主・加藤順一さん：
「あきらめなければ最後までやれば、夢はかなうってよく言うけど、その経験を山雅に何回か体験させてもらった。選手が来てもらったり、サポーターが集まって来てもらったり、おかげでにぎやかな場を提供できたのもいいことだった」
12月29日で閉店
しかし、12月29日で閉店します。テナントとして入っている「昭和横丁」の管理会社が事業撤退を決めたのです。
「かとちゃん」店主・加藤順一さん：
「びっくりしたというか残念な気持ち。もう少なくとも3年くらいはやっていたいかなと思ったけど、しょうがない」
松本山雅の元選手・飯尾和也さん
松本山雅の元選手・飯尾和也さん：
「マスター、残ってください」
「かとちゃん」店主・加藤順一さん：
「ちょっと休ませてくださいよ、タイム」
店には連日、閉店を惜しむ客が訪れています。
松本山雅の元選手・飯尾和也さん：
「マスター自体が山雅への愛情がある人なんで、そういうのに元気づけられるところもある」
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