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なぜ、老舗和紙店が「焼き芋」販売?「100人来て1人でも…」コロナ禍で落ち込み…新たな客を

店名は「栗(9里)より(4里)うまい(9+4=)十三里」から

店名の「十三里」は、江戸時代、サツマイモが「栗(9里)より(4里)うまい(9+4=)十三里」と呼ばれていたことにちなみました。

■試行錯誤…納得の出来になるまで4カ月

茨城県産の「紅はるか」

サツマイモは茨城県産の「紅はるか」。

石を敷き詰めた業務用オーブンで、280度の高温で焼いてから一旦、80度の低温に下げ、再び高温に戻します。

納得できる焼き方にたどり着くまで4カ月

専門家に助言してもらいましたが納得の出来になるまでは4カ月かかったそうです。

島勇3代目・十三里・伊藤慶さん:
「何回焼いたかな、結構やりましたよ。その間に芋も変えたりしていたので結構、試行錯誤しました」

焼き芋100g194円(量り売り)

およそ3時間かけてじっくり焼いた芋はー。

島勇3代目・十三里・伊藤慶さん:
「こんな感じです。きょうのはいいですよ」

オリーブオイルをつけて食べるのがおすすめ

オプションの「オリーブオイル」をつけて食べるのがおすすめということです。

(記者リポート)
「オリーブオイルの風味と、しっとりした焼き芋の味がとても合っていて、洋菓子のような新しい感覚の焼きいもです」

■スイートポテトみたいと好評

島勇・伊藤叡香さん(左)と伊藤慶さん(右)

仕込みを終えると、伊藤さんは別の店舗へ。売り場は母・叡香さん(82)に任されました。

島勇・伊藤叡香さん:
「まさか焼き芋屋さんのおばさんになるなんて思いもしてなかったから、本当なの?って感じ(笑)。
でも(慶さんが)一生懸命一人でいろいろやってるので、協力してあげなくちゃっていう感じ」

島勇の店内の教室

和紙人形の作家でもある叡香さん。島勇の店内で教室を開き、生徒たちに魅力を伝えています。

教室の生徒たちはすでに焼き芋のファンです。

焼き芋は和紙で包む

焼き芋は和紙で包む―。

教室の生徒:
「びっくりしたよね」
「びっくりして、便利になったなと(笑)」
「しっとりして、おいしいよ」
「うん、おいしい」

しっとり、蜜たっぷり

教室の生徒:
「スイートポテトみたいにすごく甘くておいしい。毎週、来たときには必ず買っています」

新潟からの観光客

叡香さんは基本的に「島勇」にいますが、「十三里」に客が来たことを知らせる音がなると駆けつけます。

こちらは新潟からの観光客。街歩きの途中、「焼き芋」の文字に誘われてやってきました。

新潟からの観光客:
「おいしいです。甘いです。すごくねっとりしていて好きです」
「うまいです、甘くて」

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