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すべて独学“遊び心”工夫重ね30年 木製「からくりおもちゃ」自宅に展示 69歳男性「魅力広めたい」

部品の回転にはボールチェーンを使用

土屋彰人さん:
「ギアみたいな部分があるんですけど、市販されていないんですよ。ボールチェーンがちゃんとはまっていくような、そういう部分を作らないと回っていかない。これが一番大変でした」

月にいるウサギが餅つきをしているイメージ

ボールチェーンで月に見立てた木材を回転させます。

土屋彰人さん:
「出来上がるとこんな感じで、うさぎが餅をつきながら上がったり下がったり」

ハンドルを回すと、そば打ちを始める木製の「からくりおもちゃ」

「からくり」の設計や部品の組み合わせもすべて独学です。子どもの頃の経験が役立っているそうです。

土屋彰人さん:
「小さい頃から、物を分解するのが好きなんですね。壊れたものはそのまま捨てるんじゃなくて、まず分解してみるんですよ。分解する過程で、こうやって(部品を)使っているんだと。(分解すると)物の作り方というか、仕組みが分かってくる」

■魅力を広めたい

作者の土屋彰人さん

高い完成度が評判となり自宅2階の展示スペースに訪れる人も増えているそうです。

土屋彰人さん:
「何とかびっくりさせてやるぞみたいなのがあるんですよ、それが楽しさかな。(思った通りに動いたときは?)よしっ!て(グーサインしながら)一発じゃ思った通り動かないですよ。途中で止まっちゃったり、完璧に動けばうれしい限り」

ハンドルを回すと、そば打ちを始める木製の「からくりおもちゃ」

ここ数年は図書館などで子ども向けの展示もしていて11月には子どもたちが集まる地元の祭りで作品を披露する計画もあるそうです。

土屋彰人さん:
「(今のおもちゃは)パソコンとゲーム機の中でやっているので見えないじゃないですか、どうなっているか。目に見える世界も楽しいよと伝えていきたい。楽しみたいし、楽しませたいという思いがあって、それが一番」

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