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「全国初」の取り組み 築60年の空き家をゲストハウスに 日本郵便と宮城県の企業が連携して「空き家活用」

空き家をゲストハウスに

日本郵便と空き家活用に取り組む企業が連携し、7月、長野県松本市の空き家をゲストハウスとしてオープンさせます。「全国初」の取り組みです。

7月14日にオープンする松本市のゲストハウス「Roopt松本中央」。築60年の空き家を活用しています。

畳張りの居間は改修して開放感のあるリビングダイニングに。こちらの部屋は、昔ながらの雰囲気を残した寝室に。玄関は壁をなくして新たに交流スペースを作りました。

手がけたのは「日本郵便」と空き家の活用に取り組む宮城県の企業です。

巻組・渡邊享子代表:
「今回、所有者が兄弟や家族で年に何回か使いたいと、ゲストハウスという形にすれば所有者も使える、他の方も使えると」

全国的にも問題となっている「空き家」。県内だけでも20万9000戸にのぼります。

こうした背景を受け「日本郵便」は2025年1月から「空き家の見守りサービス」を始めました。近くの郵便局員などが月1回、外観や庭などの状況を確認し利用者に写真などで報告します。

今回はその先の「空き家活用」の取り組みです。この家は3年ほど前に高齢の夫婦が他界してから空き家になっていました。郵便局の見守りサービスを利用していた夫婦の子どもが「活用」を希望したことで、「ゲストハウス」にしました。

1泊3万8000円から。定員は最大8人です。

日本郵便地域共創事業部・三好達也係長:
「事業者の方と連携していくという道半ばではあるが、全国のどこでも相談受けたら何らかの解決策を提示できるサービスを提供していきたい」

日本郵便は利用実績などを検討し、今後、さらに増やしていきたいとしています。

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長野放送ニュース

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