■同じような境遇の家族からの反響

出店者も協力
同じような境遇の家族からの反響が手応えとなり回を重ねてきました。
8月20日、バリフリマルシェin安曇野―。
西條智香さん:
「障害があっても行ける場所ってすごくありがたい、またやってくださいと言われるとうれしくなっちゃって、もう1回やろうっていう感じで」

菊地さん家族
来場を楽しみにしていた家族がいました。この日、モルックに挑戦していた駒ヶ根市の菊地彩海さん(18)の家族です。
菊地彩海さん(18):
「たのしかったよ!(モルックうまく倒せましたね?)はい!」
彩海さんは「福山型先天性筋ジストロフィー」。車いす生活をしながら福祉事業所に通っています。
母・咲子さん:
「車いすの子どもがいると、行けるイベントが限られちゃうので、気にはなっていて」

買い物や食べ歩きを楽しむ
買い物や食べ歩きも楽しむ―。
母・咲子さん:
「よかったです、皆さんあったかくて、行くと皆さん声かけて、『どうぞ』って言ってくださる」
父・洋二さん:
「家族みんなで楽しめる環境が整っているのは、いいなと思いますね」
菊地彩海さん(18):
「たのしかったよ!」
■娘「マルシェを手伝いたい」

マルシェを手伝う夏未さん
楽しむ人たちを見て夏未さんも「マルシェを手伝いたい」と考えるようになっています。
西條さんの長女・夏未さん(10):
「みんなが楽しく過ごせるように、最初は何だろうと思ってて、自分が大きくなってからマルシェの意味が分かってきて、それで手伝おうと思いました」
バリアフリースタイル ルルカ代表・西條智香さん:
「夏休みの計画表に『バリフリマルシェ』が書いてあったんですけど、そこに(目標は)『看板娘』って書いてたんですよ、かわいいなって」

バリアフリースタイル ルルカ代表・西條智香さんと長女の夏未さん
楽しむことをあきらめない。
「マルシェ」のメッセージは着実に広がっています。
バリアフリースタイル ルルカ代表・西條智香さん:
「障害があっても楽しんでもらえる、障害に対しての理解度も深めてもらえれば、そうであってほしいなと思う。娘がいなければ、できなかったことだなと思うので、(娘の)楽しい姿を見てるから、次も頑張ろうってすごく楽しませてもらっています」