
今年4月、白馬八方尾根スキー場 スプリングフェスティバルにてDJ
仕事が忙しくここ10年ほどはDJから遠ざかっていましたが、前任の白馬駅長が「次の駅長はDJもできる」とPRしてくれたおかげで、イベントに呼ばれるようになりました。以来、「DJ駅長」として地域の盛り上げや誘客につながればと、プレイしています。
JR白馬駅・古畑幸信駅長:
「地域活性化につながってるか分からないけど、少しでもその力を使って(地域に)お客さまを呼んでこれるなら私も協力してます」

同僚と古畑さん(白馬駅)
同僚は…
駅員・山岸靖章さん(46):
「堅いところは堅く、ギャップがあるからこそ、そこに人気がある」
駅員・青木美和さん(64):
「(DJは)2回、3回くらいは見たかな。私にはとてもまねできない。白馬を活気づける人たちのリーダーですよね」

8月25日の打ち合わせ
8月25日―。
打ち合わせ:
「(流し蕎麦用の)そばは1キロ用意してあるので」
この日は駅前イベントの最終打ち合わせ。DJのブースや出番を確認しました。

DJと駅長の二刀流
白馬に来て1年半、すでに有名人で村になじんでいます。
白馬村民:
「新しいですよね。駅長しながらDJするなんて白馬らしくて、すごく面白い存在です」

専用機器をセッティングする古畑さん
9月2日、迎えたイベント本番。古畑さんは「CDJ」という2曲を同時に扱える専用機器をセッティングしました。
“DJ駅長”・古畑幸信さん:
「DJとしてはこっちの曲を自分の耳で聴きながら、こっちは外に流れてる曲を聴きながら、同じようなリズムに合わせていくのがDJの仕事というかプレイ方法。きょうは3イベントがあって1イベントに対して40~50曲用意してます」

「流しそうめん」ならぬ「流し蕎麦」
「DJ駅長」の出番は3回。イベントブースの紹介時は軽快な曲を…。
およそ100人が参加した「流しそうめん」ならぬ「流し蕎麦」のコーナーでは、人気ドラマの曲で会場を盛り上げました。

盛り上がるイベント
白馬村民:
「JRの駅長がこんなことするのって思うかもしれないけど、村のためにこうやって盛り上げてくれて最高の駅長だと思う」
神奈川県から:
「DJ駅長目当てで神奈川から来ました。すごくノリのいい選曲があって、お酒が進むナイスDJでかっこ良かったです。楽しかったです。鉄道会社の人ってすごく堅いイメージがあるんで、やってること自体すごく珍しいし面白いなと」

白馬駅長とDJの二刀流
イベントの閉幕もDJ駅長が盛り上げました。
アナウンス:
「白馬駅長、古畑駅長、ありがとうございました」

白馬駅長とDJの二刀流
いわば二刀流の活躍を見せる「DJ駅長」。古畑さんは今後もイベントなどには積極的に参加することにしています。
“DJ駅長”・古畑幸信さん:
「私にできることといったら、たまたまDJというところなんですけど、そういうのを使って白馬にお客さんを呼ぶのが私の仕事、使命だと思う。少しでも電車を利用して白馬村に来られる環境づくりを自分も村の人たちと一緒にやっていきたい」