
生後4カ月ほどのメス
特集は保護猫。この夏、長野市保健所では子猫の保護が増加した。猛暑の影響とみられる。ケージ不足も心配されたが、保健所の呼びかけもあって引き取りが相次いだ。新たな家族と暮らす子猫を取材した。
■警戒心はまだ強め…

長野市の萬場さんの家に来て5日目
リラックスしてうとうと、生後4カ月ほどのメス「あんじゅ」。
長野市の萬場さんの家に来て5日目―。
萬場大和さん(小学5年):
「ちょっと警戒してるな」
萬場仁さん:
「ちょっとね」
大和さん(小学5年):
「あんじゅ、あんじゅ」

警戒心はまだ強め
警戒心はまだ強めだがー。
妻・瞳さん:
「顔もわかってきたね、家族の。ちょっと気を許してくれてるかなあ。首のこういうところとか頭とか。あとお尻ポンポンしたり」

きっかけは「NBSみんなの信州」
あんじゅは、元・保護猫。長野市保健所から引き取ったばかりだ。
その、きっかけは、「NBSみんなの信州」で放送した特集。
この夏、熱中症のような症状で保護される子猫が相次いだ。
長野市動物愛護センター・笠原美絵さん(8月17日):
「猛暑で(外に)置いておくと衰弱が進んでしまう。やむなく収容している」
■猛暑の影響…保護猫が増加

保健所の猫(8月17日の時点で既に44匹)
2022年の7月・8月は24匹だったが、放送した8月17日の時点で既に44匹…。
保護した子猫は体力を回復させて譲渡できるようになるまで1カ月半から2カ月、保健所で飼育する。さらに最近は、コロナ禍の行動制限がなくなって、外出や旅行の機会が増えたことや「おうち時間」が減ってペットに「癒やし」を求めなくなったためか、譲渡も進まず、保健所は譲渡会への参加を呼びかけていた。
長野市保健所・笠原美絵課長補佐:
「保健所に長期間滞在するようになりまして、その影響があって猫が非常にたまっている状況。このままの状況が続くと、ケージが足りなくなったり、一つのケージにたくさんの猫を入れなければいけなくなりますので、収容の環境が非常に悪くなってしまうかなと思います」