
白馬村の宿泊施設で夏休みの宿題サポートをする大学生
特集は観光を学ぶ大学生たちです。学生たちと長野県白馬村の3つの宿泊施設が連携し、学生たちがプラン作成から接客までを行う取り組みが初めて行われています。夏休みの宿題サポートなど、学生ならではのアイデアが生かされています。

接客する大学生
「いらっしゃいませ」
ホテルにチェックインした客をもてなすスタッフ。実はこちら、従業員ではなく大学生です。
大学生:
「やっぱり緊張します(笑)」

立教大学観光学部・近藤ゼミの学生たち
学生たちは立教大学観光学部・近藤ゼミの有志。8月20日から25人が、白馬村の3つの宿泊施設で実際に業務しながら自分たちで考えた「滞在プラン」を提供しています。
名付けて「カレッジホテル」。

立教大学観光学部・近藤寛和講師
立教大学観光学部・近藤寛和講師:
「主体的に考えて自分たちで行動するということ。何をやりたいか、どういうお客さんにどういう価値を提供するかを自分たちで考えてやりましょうと促した。白馬は非常に柔軟性があって、協力していただけた」

2018年取材:「高校生ホテル」
実現できたのは、近藤講師の知り合いの宿泊業関係者がいたという縁に加え、白馬高校国際観光科の生徒たちがホテル業務を行う「高校生ホテル」を受け入れてきたという「下地」がありました。

樅の木ホテル
3つの宿泊施設のうち、「樅の木ホテル」にはこの日、4人の学生が入りました。
大学生:
「ご夕食は本日、ビュッフェに加えてバーベキューと飲み放題のプランでご予約承っております。学生スタッフが(滞在期間の)最後にお見送りをさせていただこうと思っているんですけど、大体チェックアウトの時間は決まっておりますか?」
宿泊客:
「もうちょっと早く仕事に行こうと思ったけど、いなくちゃいけないね」

大学生による手書きメッセージ
チェックインの対応を済ませるとー。
学生:
「私たちからの『手書きのメッセージ』をご用意いたしましたので、よろしければお土産にお持ち帰りくださいませ」
1人1人に手書きメッセージを渡しました。
(手書きメッセージ)
「みなさまの白馬での時間が素敵な思い出になるよう、学生が精一杯サポートいたします」
観光学部3年・小川璃子さん(20):
「樅の木ホテルは客室も多くて、大規模なホテルなので、カレッジホテルならではかなっていう考えで、やろうっていう感じになりました」