
参加者低調で譲渡数も減少
現在、保健所が抱える保護猫は51匹。譲渡を待つ猫は35匹にのぼっています。
ケージの心配以上に、保健所が気をもんでいるのが「譲渡会参加者の減少」です。2022年度は、7月までに200人が譲渡会に参加しましたが今年度は136人。このため譲渡数は66匹から38匹と減少しています。
長野市保健所・笠原美絵課長補佐:
「今年に入ってからコロナ禍があけて皆さん、お忙しくなったのか、夏休み、皆さんで遊びに行かれているのか来場者数が非常に少ない」

猫に癒やしを求めなくなった?
明確な理由はわかっていませんが、コロナ禍の行動制限がなくなり、外出や旅行の機会が増えたことの影響や「おうち時間」が減ってペットに「癒やし」を求める家庭が減ったことなどが考えられるということです。
保健所では平日は毎日午後1時から3時まで譲渡会を開催。(※保健所開所日に限る、予約制)
また月1回、休日の譲渡会も開いていて、8月は19日の予定です。

保健所は譲渡会への参加を呼びかけている
小さな命を救い、家族として迎えてほしい。保健所は譲渡会への参加を呼びかけています。
長野市保健所・笠原美絵課長補佐:
「今はたくさんの子猫ちゃんがいます。いろんな子の中から選べると思います。夏休みの間、ぜひご家族でお越しいただいて新しい家族を迎えてもらえれば」
※長野市保健所は改めて、猫の繁殖力を理解し、外飼いする場合は避妊・去勢の手術をしてほしいと呼びかけています。