
ロープウェーの裏側を巡るツアー
夏休み期間中も各地で「裏側」を見学するツアーが開かれ人気です。世界最大級のロープウエーに、新潟県・上越市の水族館。自由研究にもおすすめのツアーを紹介します。
眼下に広がる雲海。標高1770メートル・長野県山ノ内町の竜王山頂「ソラテラス」です。山頂へはロープウエーで向かいます。絶景を楽しもうと多くの観光客が訪れています。
166人乗りで世界最大級のロープウェー。運営会社は、ロープウエーに着目した新しい企画を考えました。
竜王マウンテンリゾート・竹節優馬さん:
「新たな魅力の一つの武器として、このバックヤードツアーをつくりました」

ソラテラスのゴンドラ
普段はスタッフしか入れないバックヤード・裏側を見学できるツアー、その名も「ウラソラテラス」です。ロープウエーがどのような仕組みで運行しているのかを学ぶことができます。
この日、小学4年生の息子の自由研究のために参加したという東京都の菊池さん家族のツアーに同行させてもらいました。
まずは点検用の通路へ。ロープウエーの真上からワイヤーや車輪を見ることができます。
竜王マウンテンリゾート・竹節優馬さん:
「鉄道で例えるとレールの役割を果たしてる支索の上を走行輪が転がって、ロープウエーが進んでいます」

重錘の前で記念撮影
次は機械室へ。ワイヤーが通る直径2.75メートルの大きな滑車が回る様子などを見学します。レールの一部を持つことも可能です。
菊池さん家族:
「重い。持てない…」
竜王マウンテンリゾート・竹節優馬さん:
「これだけで20キロ近くはある」
続いて、機械室の下の緊張室へ。こちらはワイヤーを引っ張るコンクリートブロックの「重錘(じゅうすい)」と呼ばれる重り。1つの重さは、125トンもあります。
竜王マウンテンリゾート・竹節優馬さん:
「シロナガスクジラの体重が約100トン。それよりも『重錘』が重たい」
仕組みを学んだら、いよいよ乗車。約2キロを10分かけ山頂駅へ行きます。山頂駅では運転手が実際に働く様子を見学し、ツアーは終了です。
菊池さん家族:
「シロナガスクジラぐらいの重さのものがあってびっくりした(自由研究はうまくいきそう?)頑張ります」
「こんなモーターとロープ、ワイヤーとかいろいろな仕組みって、外から見たら分かっているようで全く中身は分かっていなかった。子どもにいい経験をさせられたなと思いました」
「ウラソラテラス」は9月24日までの土・日・祝日に開催しています。(おとな4500円 こども3300円)