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3連休山岳遭難相次ぐ 北アルプス前穂高岳で女性2人が滑落 心肺停止状態 悪天候でヘリ収容できず   

7月の3連休、長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。

北アルプス前穂高岳では、16日に滑落事故が相次ぎました。県警によりますと、兵庫県のパート従業員女性(51)は、午前6時ごろ、標高約2800mの5峰付近を登山中に滑落し、同行者から救助要請がありました。松本署と県警の山岳救助隊が救助に向かいましたが、心肺停止の状態で発見されました。

午前8時すぎには、前穂高岳の標高約2850mの紀美子平付近から、女性が滑落したのを別の登山者が目撃し、心肺停止の状態で見つかりました。

天候の悪化でヘリが飛べず、ともに救助ができないということです。

また、北アルプスの白馬岳では午前8時前、猿倉登山口から白馬尻までの間の標高約1480m付近で、岐阜県の自営業の男性(42)が登山中にスリップして転倒。足首を骨折する大けがをしました。大町署の救助隊などが救助し、病院に搬送したということです。

県警によりますと、県内の山岳遭難は7月4日までに100件121人で、去年同時期より8人多くなっています。道迷いや疲労が原因の遭難も目立ち、県警は「実力体力にあった山選びや十分な下調べなど、準備を徹底するよう」呼びかけています。
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長野放送ニュース

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