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ケバブにアイス 復興願うトルコ料理店オープン 大地震の祖国のため売り上げの一部を支援に

■トルコ出身の男性が料理店オープン

肉の塊をスライス オズデミル・イムランさん

復興を願っての出店です。トルコ出身の男性が長野市に念願のトルコ料理店をオープンさせました。大地震に見舞われた祖国のために、売り上げの一部を復興活動に充てます。

回転させながら焼いた大きな肉の塊をスライスしてー。

パンで挟んだケバブサンド。(ケバブサンドチキン 600円)

そして、長く伸びるアイス。(トルコアイスバニラ味 400円)

長野市街地の中央通りに20日、オープンしたトルコ料理店「リディアン・ターキッシュ・メデテリアン・キッチン」です。

ランチタイムは珍しいトルコ料理を求めて客が訪れていました。

客:
「すごくおいしい。なんかトルコにいる感じですね」
「すごくすてきな感じ、ランプもきれいで、かわいい店だと思います」
「トルコ料理って『世界三大料理』で有名だけど、なかなか食べる機会がないから、すごく珍しいし、おいしいし、スパイシーでビールが欲しい」

■日本の支援に感謝

キッチンカーの売り上げの一部を支援に

店主はオズデミル・イムランさん(47)です。

オズデミル・イムランさん:
「もともと私の夢だった。長野県でトルコ料理店ができるということはすごくうれしい」

出店はイムランさんの長年の夢でしたが、今年、大きな「目的」が加わりました。

2023年2月に発生したトルコ・シリア地震。マグニチュードは7.8。両国で多くの犠牲者が出ました。

イムランさんの家族は震源に近いマラティヤ県に住んでいて、住宅にひびが入るなど被害を受けました。

オズデミル・イムランさん:
「すごい心配で、不安で(家族は)家が崩れなくて、命が助かったという状態。声が聞こえたのはすごくうれしかった」

イムランさんは日本の迅速で手厚い支援に心を打たれたと言います。

オズデミル・イムランさん:
「地震があった日の夜は、(日本から)レスキュー隊と医療関係者がすぐにトルコに飛んでいきました。(その後も)支援とか募金とか日本から送られまして、涙が出るくらいうれしかったです」

19年前に来日し、オリーブの輸入販売などを手掛けてきたイムランさん。

自身も祖国のためにとキッチンカーを出し、売り上げの一部を現地の支援に充ててきました。

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長野放送ニュース

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