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【旬の味覚】天ぷら、おやき、煮物 西山の「淡竹」最盛期 大量入荷で道の駅「フェア状態」

特集は「淡竹(はちく)」。今年は特に太く育っているということです。長野市信州新町の道の駅には連日、たくさんの「淡竹」が入荷していて、もはや「フェア状態」。併設の店ではその旬の淡竹を使った天ぷら、おやきも食べられます。6日朝の収穫の様子と合わせてお伝えします。

地面から伸びた淡竹のタケノコ。30センチから40センチの長さが「採れごろ」です。

長野市信州新町の金田明雄さん(77)。毎年、この時期は所有地に群生する淡竹の収穫に精を出します。

金田明雄さん:
「今年は去年に比べて(時期が)早くから出て豊作。大雨降ってから盛んに出始めた」

長野市の西側・いわゆる「西山」は地滑りが多く、それを防ぐため昔から竹が植えられ、初夏にはタケノコを味わってきました。

淡竹のタケノコは孟宗竹(もうそうちく)に比べ、あくやえぐみが少ないのが特徴です。

記者も収穫―。

(記者リポート)
「太い立派なタケノコが採れました。中はみずみずしくて、とてもおいしそうです」

6日朝は1時間ほどで8キロを収穫しました。

金田さんが向かったのは、「道の駅 信州新町」。ほぼ毎日、淡竹を出荷しています。

金田明雄さん:
「今年は例年より物もいいし、量もたくさん出ている」

金田さんの言う通り、道の駅には連日、200キロから300キロほどが入荷。今シーズンは適度な雨や気温によって生育も良いということです。

道の駅 信州新町・高山隼さん:
「(今季は)成長しやすい良い環境なのかなと思う。直径8センチから10センチくらいの平均的にいいサイズがそろっている」

客は―

安曇野市から:
「大好きで、毎年この辺で買っていく。(買ったもの全部自宅で食べるんですか?)全部、自宅で」

諏訪市から:
「筑前煮のたけのこバージョンみたいな感じで食べるか、あとはたけのこご飯で。ご近所さんにあげたりとか、娘へあげたりとか」

こちらは道の駅の中にある人気のそば店「そば信」。

淡竹の皮をむいて切ったら、衣をつけて、サッと揚げて天ぷらに。(淡竹の天ぷら450円)

そばとの相性は抜群です。

淡竹の天ぷらを食べて…

客:
「おいしい、やわらかい」
「(そばと)相性がいい、すごくおいしいです。普段食べているたけのこより、あくがなくて食べやすい」
「柔らかくて、味があっさりしている」

ちくわやシイタケなどと一緒に煮込んだ定番の煮物もあります。(タケノコの煮物 小鉢セット200円)

(記者リポート)
「コリコリした食感に、だしといろんな具材のうま味が合わさって、とてもおいしいです」

隣のおやき店ではこの時期限定でたけのこのおやきを販売。(持ち帰り1個210円)

刻んだ淡竹とネギをしょうゆとごま油で味付けしてあります。

(記者リポート)
「おやきの具の中に細かく刻まれたたけのこがいっぱい入っていて、とてもおいしいです」

最盛期を迎えた西山の淡竹。道の駅 信州新町では、6月下旬ごろまでは店頭に並ぶ見込みです。

道の駅 信州新町・高山隼さん:
「施設全体で淡竹をいま盛り立てている状態。タケノコづくしのフェアの状態になっている。ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいなと。季節商品ですので食べていただきたいと思う」
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