
店舗に並んでいた4人にタイヤが衝突(長野市)
あわや大惨事という事故でした。長野市の県道で4月27日、走行中の車のタイヤが外れ、たいやき店に並んでいた4人に衝突した事故で、車は市内の自動車販売店のものであることが新たにわかりました。警察は整備不良の可能性があるとみて原因を調べています。
(記者リポート)
「男性が運転する車は、緩いカーブを曲がった、このあたりでタイヤが外れ、そのタイヤが向かいの店舗に並ぶ人の列に突っ込んだということです」
事故があったのは長野市中越の県道です。27日午前10時過ぎ、走行中の普通乗用車の後輪のタイヤ2本が外れ、そのうち1本が近くのたい焼き店の列に転がってきて、4人に衝突しました。
4歳と6歳の男の子と15歳の女子高校生、49歳の女性の4人が搬送されましたが、いずれも軽いけがだったということです。
たい焼き店の店主:
「この辺に並んでいた人に直撃したらしい。タイヤがドーンと。それで花をダーンと倒して。子どもさんがずっと泣いてた。うちのお客さんにあたって、とても腹立たしい」
当時、店の道の反対側を歩いていて、事故を目撃した男性は、もう1本のタイヤが迫って来たと言います。
目撃した男性:
「ガガーっていって振り向いたんだ、そしたらタイヤ1本外れてこっち転がってきたんだ。それで俺こうやって逃げてさ。巻き込まれなくてよかったよ」
車は市内の自動車販売店のもので、店によりますと、当時は男性従業員(31)が運転していたということです。
タイヤは、後輪の2本がほぼ同時に外れたとみられ、警察は、整備不良の可能性もあるとみて、男性や店に整備状況を確認するなど原因を調べています。