
長野市出身のプロスノーボーダーの男性は、冬は雪山で活躍する一方、夏は養蜂場でハチミツを生産。意外な組み合わせの2つの仕事に奮闘中です。
雪山をさっそうと滑る長野市出身のプロスノーボーダー・美谷島豪さん34歳。
プロスノーボーダー・養蜂家・美谷島豪さん:
「新鮮なパウダースノー、森の中を滑るとか、本当に気持ちいいし、楽しくて」
プロになって14年。メーカーと契約を結び、スノーボード用品を紹介する雑誌の撮影モデルなどを務めています。
さらに、バックカントリーエリアで技の難易度や美しさを競う国内最大級の大会にも出場。上位入賞の常連となっています。
美谷島さんには、もうひとつの顔があります。それは「養蜂家」です。
2022年10月、信濃町―。
美谷島豪さん:
「西洋ミツバチは養蜂のために品種改良されてきたので、自分たちが必要以上のハチミツを集めてきてくれるので、養蜂家がおすそ分けしてもらえる」
3年前から信濃町を拠点に養蜂場「BIYAJIMA BEE FARM」を営んでいます。冬はスノーボード、オフシーズンは養蜂に打ち込む、いわば「二刀流」です。
美谷島豪さん:
「やり出すと『意外と大変だな』とあるんですけど、自分の好きなスノーボードと養蜂で1年間まわるので、充実していると自分に言い聞かせながら頑張っています(笑)」
美谷島さんはスキーや登山が好きだった父親の影響もあり、7歳からスノーボードを始めました。19歳の時にはプロを目指そうと通っていた長野高専を1年休学して、ニュージーランドに「スノーボード留学」。実はその留学中に「ハチミツ」との出会いがありました。
美谷島豪さん:
「ニュージーランドというと、お土産は『マヌカハニー』みたいな。(それまで食べていたハチミツと)全然違いましたね。味の深さというか、これがハチミツなのかと思うくらいの濃厚さで、結構びっくりしました」
その後、念願だったプロスノーボーダーになりましたが、収入は少なく、副業を探すことに。そこで思い出したのが、ニュージーランドで味わったハチミツでした。
美谷島豪さん:
「(養蜂場は)冬はミツバチの世話がなくなって比較的休めると聞いて、ハチミツもニュージーランド行って以来、大好きになっていて…」
養蜂が忙しい夏はちょうどスノーボードの「オフシーズン」。長野市内の養蜂場を皮切りに国内外で修業を重ね、2020年、知り合いから設備を譲り受け独立しました。
現在は信濃町など3カ所に巣箱を置いています。リンゴやアカシアなど地域に咲く花からハチが集めてきた蜜を「非加熱製法」にこだわった「生ハチミツ」にして販売しています。(アカシアの花 完熟生ハチミツ 100g1400円)
美谷島豪さん:
「非加熱ハチミツは、いろんな天然酵素が生きているままというのもあるので、味が濃厚。本当にピュア中のピュアなんですよね」
2022年10月、長野市―。
主にオンラインで販売していますが、イベントにも出店。
美谷島豪さん:
「よかったら味見してください」
養蜂家としてはまだ「駆け出し」。まずは味をアピールします。
美谷島豪さん:
「結構エネルギーになるんで、甘さが。胃が疲れている時とか、二日酔いの時とか(おすすめ)」
初めて購入した客:
「いい癖がついているなと。普通のハチミツとは違うかなと、面白いから買ってみました」
リピーターも!
リピーターの家族(子ども):
「おいちー」
「ハチミツの甘みが出てた」
リピーターの家族(母親):
「さらっとしていて、もっと食べたくなるというか。後味がスッキリしている」
美谷島豪さん:
「国産生ハチミツのおいしさをまだ知らない人がいるので、どんどんファンを付けて、長野を代表するハチミツブランドにしたい」
ハチの活動が止まる冬、美谷島さんはほぼ毎日、県内の山で練習を重ねています。練習の合間には…
美谷島豪さん:
「栄養補給にハチミツですね。小さいビンに入れて持ってきました」
年明け2日には、須坂市のスキー場で「滑り初め」のイベントに参加しました。
参加者:
「(美谷島さんは)ちょっとした動きでも、おしゃれな動きというか、こういうふうに板を動かせるんだと。ライン取りとかも参考になる」
プロとして知名度が上昇するにつれ、ハチミツも知れ渡るようになりました。
美谷島豪さん:
「フォロワーの人が、ハチミツ始めたことも知ってくれているんで、自然と『どのハチミツがおいしかったよ』とか『あのお店で見たよ』とか、見守ってくれている感がうれしいし、励みになる」
冬はスノーボード、夏は養蜂。1年を通して「好きなこと」に打ち込む美谷島さんの「二刀流」。信州の自然の中で「腕」と「味」を磨く日々が続きます。
美谷島豪さん:
「二足のわらじみたいなことなので、両方極めていくには人よりは時間がかかることなのかなとは思うんですけど、両方とも自分の興味のあること、好きなことでやっているので、すごく常に充実している、やりがいを感じている」
雪山をさっそうと滑る長野市出身のプロスノーボーダー・美谷島豪さん34歳。
プロスノーボーダー・養蜂家・美谷島豪さん:
「新鮮なパウダースノー、森の中を滑るとか、本当に気持ちいいし、楽しくて」
プロになって14年。メーカーと契約を結び、スノーボード用品を紹介する雑誌の撮影モデルなどを務めています。
さらに、バックカントリーエリアで技の難易度や美しさを競う国内最大級の大会にも出場。上位入賞の常連となっています。
美谷島さんには、もうひとつの顔があります。それは「養蜂家」です。
2022年10月、信濃町―。
美谷島豪さん:
「西洋ミツバチは養蜂のために品種改良されてきたので、自分たちが必要以上のハチミツを集めてきてくれるので、養蜂家がおすそ分けしてもらえる」
3年前から信濃町を拠点に養蜂場「BIYAJIMA BEE FARM」を営んでいます。冬はスノーボード、オフシーズンは養蜂に打ち込む、いわば「二刀流」です。
美谷島豪さん:
「やり出すと『意外と大変だな』とあるんですけど、自分の好きなスノーボードと養蜂で1年間まわるので、充実していると自分に言い聞かせながら頑張っています(笑)」
美谷島さんはスキーや登山が好きだった父親の影響もあり、7歳からスノーボードを始めました。19歳の時にはプロを目指そうと通っていた長野高専を1年休学して、ニュージーランドに「スノーボード留学」。実はその留学中に「ハチミツ」との出会いがありました。
美谷島豪さん:
「ニュージーランドというと、お土産は『マヌカハニー』みたいな。(それまで食べていたハチミツと)全然違いましたね。味の深さというか、これがハチミツなのかと思うくらいの濃厚さで、結構びっくりしました」
その後、念願だったプロスノーボーダーになりましたが、収入は少なく、副業を探すことに。そこで思い出したのが、ニュージーランドで味わったハチミツでした。
美谷島豪さん:
「(養蜂場は)冬はミツバチの世話がなくなって比較的休めると聞いて、ハチミツもニュージーランド行って以来、大好きになっていて…」
養蜂が忙しい夏はちょうどスノーボードの「オフシーズン」。長野市内の養蜂場を皮切りに国内外で修業を重ね、2020年、知り合いから設備を譲り受け独立しました。
現在は信濃町など3カ所に巣箱を置いています。リンゴやアカシアなど地域に咲く花からハチが集めてきた蜜を「非加熱製法」にこだわった「生ハチミツ」にして販売しています。(アカシアの花 完熟生ハチミツ 100g1400円)
美谷島豪さん:
「非加熱ハチミツは、いろんな天然酵素が生きているままというのもあるので、味が濃厚。本当にピュア中のピュアなんですよね」
2022年10月、長野市―。
主にオンラインで販売していますが、イベントにも出店。
美谷島豪さん:
「よかったら味見してください」
養蜂家としてはまだ「駆け出し」。まずは味をアピールします。
美谷島豪さん:
「結構エネルギーになるんで、甘さが。胃が疲れている時とか、二日酔いの時とか(おすすめ)」
初めて購入した客:
「いい癖がついているなと。普通のハチミツとは違うかなと、面白いから買ってみました」
リピーターも!
リピーターの家族(子ども):
「おいちー」
「ハチミツの甘みが出てた」
リピーターの家族(母親):
「さらっとしていて、もっと食べたくなるというか。後味がスッキリしている」
美谷島豪さん:
「国産生ハチミツのおいしさをまだ知らない人がいるので、どんどんファンを付けて、長野を代表するハチミツブランドにしたい」
ハチの活動が止まる冬、美谷島さんはほぼ毎日、県内の山で練習を重ねています。練習の合間には…
美谷島豪さん:
「栄養補給にハチミツですね。小さいビンに入れて持ってきました」
年明け2日には、須坂市のスキー場で「滑り初め」のイベントに参加しました。
参加者:
「(美谷島さんは)ちょっとした動きでも、おしゃれな動きというか、こういうふうに板を動かせるんだと。ライン取りとかも参考になる」
プロとして知名度が上昇するにつれ、ハチミツも知れ渡るようになりました。
美谷島豪さん:
「フォロワーの人が、ハチミツ始めたことも知ってくれているんで、自然と『どのハチミツがおいしかったよ』とか『あのお店で見たよ』とか、見守ってくれている感がうれしいし、励みになる」
冬はスノーボード、夏は養蜂。1年を通して「好きなこと」に打ち込む美谷島さんの「二刀流」。信州の自然の中で「腕」と「味」を磨く日々が続きます。
美谷島豪さん:
「二足のわらじみたいなことなので、両方極めていくには人よりは時間がかかることなのかなとは思うんですけど、両方とも自分の興味のあること、好きなことでやっているので、すごく常に充実している、やりがいを感じている」