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武田信玄が築城「長沼城」を小学生が発掘体験 素焼きの器のかけらを発見 地域の歴史を後世へ受け継ぐ

夏休みを利用した体験です。戦国時代に武田信玄が築城したとされ現在の千曲川沿いに眠る「長沼城」跡の発掘作業を、小学生が体験しました。何が出たのでしょうか?

長野市穂保の千曲川の堤防脇を掘る子どもたち。ここは戦国時代から江戸時代初期まであった「長沼城」の跡です。

児童:
「楽しい。何が出てくるか分かんないし、出てきたらなんかうれしい」

長沼城は上杉謙信に対峙するため武田信玄が建てたとされますが、廃城となって300年余り。遺構は堤防や畑の下に埋もれていました。

しかし、3年前の台風19号で近くの堤防が決壊。新たに「河川防災ステーション」をつくることになり、2021年10月から県埋蔵文化財センターが発掘しています。体験会は地域の歴史を子どもたちに伝えたいと開かれました。

日よけで熱中症に気をつけて作業を続けると…城で使われていたとみられる素焼きの器のかけらを発見しました。

県埋蔵文化財センター・柳澤亮さん:
「これから長野市を担う子どもたちに発掘を体験させてもらうことが子どもにとっても、親にとってもいい経験になるのではないか」

発掘作業を終えた子どもたちは、これまでに出てきた発掘物にも興味津々でした。地域の歴史に触れる貴重な機会となったようです。
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長野放送ニュース

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