
完成した仮設の橋 長野県安曇野市
土石流で橋が流されて通行止めとなっていた長野県安曇野市の県道が、8月22日、2週間ぶりに通行できるようになりました。配管の破損で止まっていた温泉の供給も再開し、少しずつ日常が戻っています。
8月22日早朝の安曇野市の中房登山口。
北アルプスを目指す大勢の登山客の姿がありました。
2週間ぶりの光景です。
兵庫県から:
「めちゃくちゃうれしい。最初は行けないと思っていたが、本当に皆さんの尽力のおかげで通れて一安心」
中房登山口に通じる県道槍ヶ岳矢村線では、8月8日の大雨で土石流が発生。
黒川沢にかかる橋が流されました。
登山客など400人近くが、一時、孤立しましたが、県が歩いて渡る仮の橋を設け、10日までに宿泊施設などの従業員をのぞく全員が下山しました。
その後、県は、現場を全面通行止めにして、車が通れる仮の橋を設置する仮復旧工事を進めてきました。
土石流から2週間がたった8月22日、県道のゲート前には、長い車の列ができていました。
(記者リポート)
「午前5時です。ゲートが開くと車が次々と通っています」
仮復旧工事が終わり、県は、制限付きで通行止めを解除しました。
当面の間、通行できるのは、平日の午前8時から午後5時までと、土日祝日の午前5時から午後6時まで。
車両は、幅1.88メートル以下、重量3トン以下に限ります。
黒川沢では、折れたガードレールや大量の流木、崩れ落ちたコンクリートの壁など土石流の爪痕がそのまま残っていました。
橋の本格的な復旧について県は、方法などを検討中で見通しは立っていないとしています。
2週間ぶりに通れるようになり、待ちわびた登山客が続々と山に向かっていきました。
神奈川県から:
「(登山を)予定していた日にぴったり復旧してよかった。仮復旧をしてくれた人に感謝。(現場を見て)自然の力ってすごく怖いと思った。弱いところもあると思うので注意したい」
登山口近くの駐車場に置いたままだった車を取りに来た人もいました。
静岡県から:
「不安でした。荷物も全部置き去りになっていたので、早く復旧してくれて助かりました」

