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上松町出身の16歳「床山」の道へ 中学卒業後、同郷・御嶽海と同じ出羽海部屋に入門 夢への第一歩「憧れの”大銀杏”結える日まで」 

■力士にとって「至福の時間」

「髪結(かみゆい)」を行う床空さんと師匠の床力さん

稽古終わりの力士たちにとって、この髪結の時間は、「至福の時間」です。

小城ノ浜:
「頭やりながら、本当リラックスできる時間なんで。ちょんまげついているからお相撲さんって思われますし、僕らも思いますので、だから床山さんは『あってはならない存在』ですね」

床力さん:
「『なくてはならない』、な」

小城ノ浜:
「そうだな『あってはならない』じゃだめだな。『なくてはならない(存在)』だ(笑)」

技術だけでなく、力士からの信頼も床山にとっては重要な要素です。

床力さん:
「(床山は)相撲取りに近い存在なので、若い子の愚痴とか相談だったり、よくあること。頭だけではなくケア的な役目も重要な役目」

■今も昔も“ずっと憧れ”御嶽海

床空さんにとって御嶽海は憧れの存在

同じ上松町出身で小さい頃から目標としていた御嶽海。

十両以上の関取は床力さんが担当です。

御嶽海:
「幼稚園、上松じゃないの?」

床空さん:
「上松(幼稚園)です」

御嶽海:
「でしょ、幼稚園からです。幼稚園、小学校、中学校が一緒。高校で勉強したくなくて相撲界に入ってきたんだよな、違う?」

床空さん:
「合っています」

御嶽海:
「合ってるよな。…そこは『床力さんに憧れて来ました』ってうそでも言っておかないと」

床力さん:
「『うそでも』ね(笑)」

目指す形は変わりましたがずっと憧れの存在です。

床空さん:
「地元のスターでもありますし、好きな力士でもあるので、ずっと憧れではあります」

御嶽海:
「(同じ上松町出身の床空さんが部屋に入ってきて)うれしかったですよ。でもまだまだうちの床力さんにはかなわないので、そこまでいってほしいですけど。頑張ってもらわないと」
「こうやって話すんだよ」

床空さん:
「はい」

■髪結終え昼食「家は恋しくない」

髪結を終え、ようやく床空さんも食事

髷を整えた力士たちはようやく食事に。

効率よく体重を増やすため1食の量を多くし、「1日2食」の生活です。

山藤:
「(味は?)鶏すきなんで、すき焼きなんですけど、自分卵が大好きなんで、卵と一緒に食うと最高ですね」

正午ごろ、すべての力士の髪結を終えたらようやく、床空さんも食事です。

いつもは力士たちと一緒に食べますが、この日は遅くなり1人で―。

床空さん:
「(家は恋しくならない?)帰りたいなとかは、あまり思わない。(なぜ?)わからないですけど、なぜか帰りたいという気持ちがないですね。(今の生活が楽しいから?)そうですね」

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