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戦隊ヒーローに憧れた少年が「アジア1位」に 空手「形」の北澤以進選手(26) 長野の会社に転職し、大会3カ月前から週2日勤務で競技に専念 「W杯優勝が目標」

北澤以進さん

空手の「形」でアジア1位に輝いた選手についてです。普段は会社員として働き、夜は空手の練習。11月のワールドカップや2028年の国スポを目標に、「二刀流」で奮闘する26歳の選手に密着しました。

■会社員×空手「形」の二刀流

取引先を訪問する北澤以進さん(左)

スーツを着て取引先の会社へ。

北澤以進さん:
「マナテックの北澤と申します」

2026年春、長野市内の機械設備商社に転職した北澤以進さん(26)。あいさつ回りで少し緊張気味ですが、朗らかな笑顔もみせます。

そんな北澤さんのもう一つの顔が―。

気迫のこもった表情とキレのある動き。北澤さんは、空手の「形」の選手です。

しかも世界クラスの実力者。「形」は敵との攻防を想定した動作を演じる競技で、技や動きの「キレ」、ブレずにピタリと止める「キメ」などが重要です。

空手「形」・北澤以進さん:
「意識してるっていうのは、ちょっと脱力感と、あと呼吸ですね。それを意識すると、自然と楽に打てるっていうのがありますね。演劇のようになっちゃダメというか、相手を想定して形を打っているので、自然と入り込んでくるとああいう表情になっちゃうというか」

■高難易度「雲手」でアジア1位に

インタビューに応じる北澤さん

6月、インドネシアのバリ島で行われた空手のアジア大会。北澤選手は大学時代の仲間と3人のチームで男子団体の「形」に出場し、高難易度の演舞、「雲手(うんす)」を披露。見事、アジア1位の座を勝ち取りました。

北澤以進さん:
「100点満点とはいかないですけど、70、80点ぐらいの出来栄えだったのかなと。もっともっと細かいところを対策しないといけないところが見つかった試合だった」

■ヒーローに憧れ 形に専念し好成績

子どもの頃の北澤さん(提供:北澤選手)

北澤選手が空手を始めたのは6歳のころ。3歳上の兄の影響を受けて地元の駒ヶ根道場に入門しました。

北澤以進さん:
「小さい頃は、戦隊ヒーローになれると兄も思ってて始めたんで、僕も戦隊ヒーローになれるんじゃないかなって。道着とか帯っていうのは新鮮で、ちょっと着てみたいっていうのがあった」

「組み手」と「形」の両方に取組みましたが、高校生の時に出場したジュニア五輪全国選抜の「形」の部で準優勝。その後も「形」で好成績を収めました。

大学は空手の強豪・帝京大学に進学。「形」に専念すると、全日本選手権で準優勝するなど結果を残しました。

北澤以進さん:
「高校でも形の方の成績が出たので、自然と流れ的に形になっていった感じ。正確性はもちろん、僕にしか出せないキメの強さとか、そこが僕の強みなのかなとは思います」

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