■独学で挑戦 忘れられない味

滝沢正十三さん
7年ほど前からは同じ南国フルーツである「マンゴー」に栽培のメインをシフト。宮崎県の業者から苗木を取り寄せて育て始めました。
しかし身近に詳しい人もおらず―。本を読んで、独学で育ててきました。
ハウス内には2台のボイラーを設置。冬場でも最低気温が5℃を下回らないようにしています。
初めて収穫したのは苗木を植えてから2年後でした。
その時、食べたマンゴーの味は、「今でも忘れられない」と話します。
滝沢正十三さん:
「知り合いと一緒に食べたことをよく覚えています。やっぱりおいしかった」
■2026年は豊作 100個も実る

「キーツ」を試食
栽培をはじめてから約7年。
栽培への情熱が実を結んだのか、2026年はかつてない豊作に。過去最多の100個ほどが実りました。
滝沢正十三さん:
「今年は初めてよくできた。毎年5個か6個なっていたが(今年は)大体100個。どうしてですかね、(理由は)ちょっと分かりません(笑)」
順調に育ったマンゴーを特別に試食させてもらいました。
(記者リポート)
「おいしい!とろけるような食感で、豊かで芳醇な甘さが口いっぱいに広がります」
■あくまで趣味、販売はせず

滝沢さんがつくった「高森ゴルフガーデン」(長野県高森町)
滝沢さんにとって栽培はあくまで「趣味」。バナナもマンゴーも売ったことはなく、収益にするつもりはないといいます。
滝沢正十三さん:
「もう『おいしい』と好評で、言われたままで喜んでいる。『売ってくれ』って来るんですけど、金額のつけ方が分からない(笑)」
「変わったことをやってみたい」。
滝沢さんの好奇心はバナナやマンゴーだけでなく、それ以前にこんなこともやっていました。
滝沢正十三さん:
「ゴルフの練習場も小さいですけどやっています。(昔は)料理屋さんがたくさんあった。今は1軒もなくなっちゃうくらい(に減った)。これはつまらんなと」
社長時代には部品の加工・製造とは全くの畑違いである懐石料理店を飯田市で開業したほか、会社の近くには社員や近隣住民の要望に応えゴルフ練習場までつくってしまいました。
■「まだまだ頑張りたい」

滝沢正十三さん
滝沢正十三さん:
「やったことのないことをやるというのは、自分に新しいことを植え付ける。そういう感じがしてくるので自分は好き」
好奇心からいろいろなことを始め、今はマンゴー栽培が、毎日の楽しみになっているといいます。
マンゴーを育てる・滝沢正十三さん:
「ここに来るのが楽しみで、1日のうち2度は来て温度を見ている。どこも行けないんですよね(笑)。もう何年できるか、まだまだ頑張ってやってみたいと思う。おいしいマンゴーをもう少し作りたいな」

