■「最初は新聞を見て、もらった子」

幼少期のクリスタ選手
動物愛は幼少期から。家族が保護活動に関わるなど、身近に当たり前に動物たちがいました。
出口クリスタ選手:
「(実家で飼った)一番最初の猫は新聞の広告を見てもらった子。2匹目は近所でいっぱい生まれちゃった猫をもらってきたりとか、そういう環境で育ったので、それが当たり前みたいになっちゃっている。年末年始とか、(4匹を)長野の実家にも連れて帰って、ケリーは犬を連れて帰るかな?にぎやかですね」
■野良猫に心痛め…地域猫活動に注目

出口クリスタ選手
クリスタ選手が練習拠点とする山梨学院大学。緑豊かなキャンパスの周辺では、多くの野良猫の姿を目にするといいます。
出口クリスタ選手:
「(長野から)大学来たら(野良猫が)えらいいるから、驚いたのは覚えてます。衝撃だった。学生とか、人が集まる場所って誰かしら(野良猫に)ごはんあげたりする。毛が抜けちゃったり、ガリガリになってる子も、風邪ひいて目やにがすごい子もいっぱいいたし」
行き場のない猫に心を痛める一方、注目している取り組みがあります。
出口クリスタ選手:
「今できることは“地域猫活動”、去勢避妊をして、これ以上の繁殖を減らす。ロードキル(死亡事故)もある、そういうのはなるべく減らしたい」
■駅前で暮らす名物猫“みいちゃん”

南木曽町の駅前で暮らす地域猫の「みぃちゃん」
「地域猫活動」とは、野良猫に不妊化手術を行い、地域の住民が世話をし管理する取り組みです。
バスの券売所で観光客と触れ合うのは、南木曽町の駅前で暮らす地域猫の「みぃちゃん」です。
地元の住民を癒やすなんとも言えない愛らしい表情。放送後は多くの反響が寄せられました。
■「人間と共存し猫の幸せを」

出口クリスタ選手
1匹でも多くの命に温かい居場所をー。
そんな思いで、今、保護活動への寄付などできる支援を続けています。
2026年2月には、長野市保健所で開かれる「地域猫講座」に参加し、ペットと暮らしている人暮らしていない人、多くの人と一緒に考えたいと話します。
出口クリスタ選手:
「(猫の幸せは)やっぱり人間との共存が前提だと思う。ペットを飼ったことがない人や、興味関心がない人にも届くような、少しでも力になれれば」

