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天皇ご一家に迎えられた保護猫の「美海(みみ)」 パリ五輪柔道金メダル・出口クリスタ選手を支える「4匹の保護猫」 一緒に過ごす“幸せな時間”が強さの源

■駅に子猫が…友人から深夜にSOS

最年長「ツナ」(クリスタ選手のインスタグラムより)

最年長「ツナ」との出会いは7年前。大学を卒業し1人暮らしを始めた春でした。

出口クリスタ選手:
「寮の近くでツナ缶を食べて生きている子がいるって聞いて拾ったのが一番最初のツナ」

その後も、2匹、3匹と家族が増え2023年の5月には深夜に友人からSOSが―。

出口クリスタ選手:
「駅に子猫がいっぱいいて母親もいなくて、(友人から)『ちょっとどうにかならない?』って言われて。4匹いたんですよ、子猫が。妹と一緒に行って1匹ずつ引き取ったのが『ムスビ』。これ以上(引き取るの)は無理だから、おにぎりの形にして終わりたい。それと縁があって家に来たからムスビ(結び)って名前」

おもちゃで遊ぶ「ムスビ」

猫たちはクリスタ選手の帰宅を、喉を鳴らして待っています。個性的な4匹を厳しい競技生活を支えています。

出口クリスタ選手:
「家の中は幸せな空間にしておくことでメンタルの回復を図ってる」

中でも異彩を放つのが3番目に迎えた「シャケ」。

猫じゃらしのおもちゃで「ムスビ」が遊んでいるときも、「シャケ」は猛スピードで駆け抜けていく。

出口クリスタ選手:
「シャケはブーンってどっか行って、ブーンってまた通り過ぎていく。ジャンプが下手なんですよね、走るだけ。その姿をスローで撮ってスクショしてフォルダに入れて見てニヤニヤ楽しんでます」

■モフモフに顔をうずめ「猫エステ」

モフモフに顔をうずめる、名付けて「猫エステ」

冬は何といってもこれ。モフモフに顔をうずめる名付けて「猫エステ」。静かで温かい休息の時間です。

出口クリスタ選手:
「(4匹は)安心感だったり、面白いことを日々提供してくれる。ただ家に帰ってボーッとしてるだけじゃなく、その時間を共有してくれる仲間が4匹」

海外遠征も多い忙しい生活。家を空けるときは近くに住む妹など信頼できる人に世話を頼んだり、逆に引き受けたり。助け合います。オリンピックイヤーの2024年は、長期間、猫たちと離れ離れでしたが―。

出口クリスタ選手:
「(地元に)おばが残ってくれてたので、うちの猫とケリーの猫も全部おばあちゃん家で(おばに)面倒みてもらいました」

信頼できる家族。そして猫たちの存在が、世界一の強さを生んだ源です。

出口クリスタ選手:
「 4匹の命を預かっている身ではあるので、ちゃんとした食べ物を与えたいと思うし、いいキャットタワーとテレビ台も猫仕様、それも安くはなかったから。なかなか洗脳されてますね、猫に。うまい具合に(手の上で)こうやってますよ、私を」

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