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大谷アナ ブログ(“かなえ”よう!みんなの夢)

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炎をあびて

準備万端!

        じゃん!
           なぜこんな格好をしているのかといいますと...
             今日は、大変危険な取材なのです。

午後2時頃村の子どもたちも見守ります

この寒さのなか、行われます警察官の笠が素敵です

  
1月15日の夜、野沢温泉村で行われた、国の重要無形民俗文化財の『道祖神祭り』
日本三大火祭りの一つともされています。
激しい男の祭りだときき、とにかく体験してみようと足を運びました。
祭りの主役は、この村の厄年の42歳と25歳の男性。
その厄を炎に託して、ぶつかり合います。

野沢温泉村の25歳男性陣!

 

社殿。24時間かけて作ったそうです。

              ブナなどをくみ上げた社殿。高さ17メートルほどあります!
いわゆる「どんど焼き」ですから、ここに火がつけられるというわけです。

道祖神のシンボルに日が落ちる...

              道祖神の村に日が落ちはじめました...
人も大分集まってきて、いよいよ、お祭りの開始です!

大きな炎!
村人が火を運んできました。

「どけどけどけ~~~いっ!!」

「どけどけ~いっ!」

その凄まじい雄たけびと勢いに、恐怖を感じ後ずさり...

しかも、かなりお酒を飲んでいるらしく、 火をかかえながら危なっかしいくらいふらふらしてます。

やだあ、こっちに来る、来る、来る......と、その瞬間、

きゃーーーっ!!炎がとんできて熱い!                   

「キャーーーー!!」「危な~~いっ!!」「HOOooooo!!」

恐怖と興奮の入り混じった歓声。
とともに、容赦なく顔にごわっと降りかかる火の熱、
ぎゅうぎゅうのおしくらまんじゅう状態になり
一気に体の重心が右から左へと倒され、
人の波で体が浮く...。
そんなことはものともせず、村人はたいまつをもって社殿に攻め込みます。

男たちの戦い書初めも炎のなかに社殿が厄と一緒に焼かれていきます...

この村人の火を社殿につけさせまい、と、
厄年の男たちが頬を煤で真っ黒によごしながら勇敢に戦う姿は、まさに「男」
およそ1時間以上の攻防を続け、ようやく夜10時頃、
社殿全体に炎が移りました。

こういったお祭りをずっと守り、続けている村は本当に苦労が多いと思いますが、
魅力があり素敵です。
驚くことに、県内にはたくさんの貴重なお祭りが残されています。
そこで、冬の信州のお祭りを取り上げた番組を放送します。

2月2日19:00~ NBS月曜スペシャル「信州冬祭り」

是非、ご覧ください!