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2017年5月19日(金)の放送内容

絵の鬼・吉田博 ~ダイアナ妃が愛した作品世界~

明治時代に生まれ73歳で亡くなるまで、水彩から油彩、木版に至るまで、多くの作品を残した風景画家・吉田博。その作品は海外で絶大な人気を博し、イギリスの故ダイアナ妃も自ら作品を買い求め、執務室に飾っていたというが、その名は日本ではあまり知られていない。
東御市出身の画家・丸山晩霞と共に、信州から飛騨高山までを踏破した決死的写生旅行。仲間とともに自力で道を切り拓いた海外渡航。そして画壇の権威におもねることなく我が道を貫き通した反骨の人―。そんな吉田博が生涯描き続けたのは自然の美だった。
「私は自然を崇拝する側に立ちたい」。なかでも山を愛し、信州の山々に登り、のちに「日本アルプスは全部登った」と豪語するほどだった。なりふり構わず、描きたい自然を求めて駆け巡る彼を仲間たちは「絵の鬼」と呼んだ。
リポーターは千曲市出身の現代アーティスト・越ちひろさん。彼女の目に吉田博の作品はどのように映るのか。その眼差しを通して、吉田博の作品世界を紐解く。

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