

2019年5月24日(金)の放送内容
ブラジル アリアンサに立った信州人
大正時代に、遥か遠く海を越えたブラジルに、信州人が開拓した村がある。
1908年に神戸港を出航した船から始まったブラジル移民。コーヒー農園での出稼ぎは過酷で重労働だった。そこで、長野県はいち早く永住自作農としての移住を目指して、移住地建設に着手した。サンパウロから600km離れた奥地の原生林を開拓。その村に「共生」「共同」の意味を持つ「アリアンサ」と名付けた。
「アリアンサ」には、今でも信州にルーツを持つ子孫が暮らし、日本の文化が色濃く残っている。そして、日本文化を継承したいという日系人の希望で、JICAと長野県の連携により、日系社会青年ボランティアの日本語教師を派遣した。
番組では、アリアンサの日本語学校の活動ぶりや地域の様子を交えながら、ブラジル社会に溶け込みながらも、信州、日本の文化を大切にしている人々の暮らしぶりを紹介する。
そして、アリアンサで唯一健在の戦前移民1世、103歳の男性が語った人生とは…。
信州とアリアンサの不思議な縁を辿る。

