2026年5月に長野県松本市里山辺で起きた落石。県は「地層の風化・侵食が原因で、森林整備が誘発した事実は認められない」との検証結果を公表した。
「ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャーン」
こちらは、防犯カメラの映像。大きな音を立て、巨大な岩がかなりのスピードで転がっていく様子が映し出されいてる。
別の防犯カメラには、岩が車庫の屋根に直撃し、崩れ落ちる様子も。
2026年5月、松本市里山辺で長さ約2メートル、幅約1.8メートルの大きな岩が転がり落ちた。
人的被害はなかったが、車庫が壊れ、道路に穴があくなどの被害があった。
県は9月30日、原因や森林整備との因果関係についての検証結果を公表。
県によると、落石の主な原因は「地層の風化と浸食」。軟らかい泥岩の地層が侵食され、むき出しになった「閃緑斑岩」の硬い地層が浮き石となって落ちたとしている。
付近では、県が、松くい虫の被害を受けたアカマツの伐採などの森林整備を行っていたが、重機を使った作業や地盤の掘削は行っておらず、「落石を誘発した事実は認められない」としている。
一方で、同じような落石を防ぐためには、森林整備の事業計画段階から落石リスクを確認することが必要としていて、浮き石や地盤の風化の現地調査など、新しい仕組みの導入を進めるとしている。

