■ベテランに交じり大会へ挑戦

「自由出品部門」で再び最高賞(提供:春蘭の宿 さかえや)
大会への挑戦を勧めたのは山西雅人料理長でした。料理人歴約40年のベテランで、同じ大会で最高賞を獲得した経験があります。
春蘭の宿 さかえや・山西雅人 料理長:
「自分の持っているものが強くて、意思が強くてやることをしっかりやっているので、職人向き。コンクールみたいなのやればついてこられるんじゃないかという気持ちで誘った」
今回出場した「自由出品部門」は、旅館の料理長など、ベテラン料理人が多く出場する部門です。
東方さんはほかの料理人やスタッフたちからもアドバイスをもらいながら、大会用の料理を構想。日々の業務に加え、寝る間も惜しんで準備をしたといいます。
東方瑠奈さん:
「与えてもらった機会は、1個も無駄にしたくないというか、できることはなんでもやろうと思って」
出品したのは「7品」の懐石料理で、信州の四季の移ろいを表現。
信州サーモンなど県内産の食材を使い、調理の仕方、盛り付け、器選びまで、自分で考えました。
アユとそうめんを使ったお椀は、特にこだわった一品です。
東方瑠奈さん:
「(そうめんを)アーチみたいに空洞にして固めたくて、何回やってもできなくて。シンプルに見えて、時間をかけたのはこのお椀。きれいに仕上げたかった一品」
■最高賞よりうれしかったこと

東方瑠奈さん
繊細な技術や美しい盛り付け、メニューの創造性などが高く評価され、出場した約40人の中から、見事、最高賞を獲得しました。
東方瑠奈さん:
「賞を取った瞬間のうれしさよりも、(挑戦することで)できるようになったこととか、努力したことの方が印象に残っているというか、うれしかった」
■「おごらず精進を」今後の目標

山西料理長と東方さん
春蘭の宿 さかえや・山西雅人 料理長:
「正直、本当にもうびっくりで。やっぱり努力した人には、そういう結果がついてくるというのを、まじまじと感じさせてもらった。自分としてはこの賞におごることなく、料理の道を精進してもらいたい」
努力の積み重ねが結果に。この経験を糧に、料理人としての道はまだこの先も続きます。
春蘭の宿 さかえや・東方瑠奈さん:
「新しく学んだ技術とかも今回あるし、新しく知ったことも多くて、それを普段の料理とか仕事に生かさないと、今回やった意味はなくなっちゃうなと思って。目標でいうと、料理長の味とか技術を全部学んで、やる、やらないは別として、自分で料理を組んで、自分でお店を開けるレベルまで、技術を学んでいきたいなと思っています」

