
クビアカツヤカミキリ(提供:長野県)
外来カミキリムシの対策です。モモやプルーンなどの木を食い荒らす「クビアカツヤカミキリ」の被害が長野県内で拡大していて、県は9月3日、農家に防除用の農薬を配布しました。
担当者:
「発生の初期である今が勝負の時。今回配る農薬で確実に農薬の散布をしていただきたい」
佐久市で果樹農家が受け取っていたのは、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の防除用の「農薬」です。
「クビアカツヤカミキリ」は、中国や朝鮮半島などが原産で、幼虫はモモやプルーン、ウメなどのバラ科サクラ属の木の内部を食い荒らして枯らせる恐れがあります。
県内でも2026年に初めて被害が確認されました。
県によりますと、9月1日までで佐久穂町の27園地で184本、佐久市の16園地で57本の木で、木くずと幼虫のフンが混じった「フラス」が見つかったということです。
プルーンの生産が盛んな佐久地域では、今が収穫の最盛期。被害を食い止めるためにも早期の対策が必要です。
担当者:
「農薬が染みた木を幼虫が食べることで幼虫の体内に取り込まれて、幼虫が結果的に死んでいく薬」
9月3日はJA佐久浅間の部会員80人を対象に農薬を配布し、散布方法を説明しました。農薬は収穫が終わった木の表面に散布するということです。
JA佐久浅間さく果樹部会・秋山勝之部会長:
「伝統ある果樹の産地ですので、それがなくなってしまうのは本当に心配。消毒をしっかりやって対策しないといけない」
佐久農業農村支援センター・岡沢政英所長:
「しっかりこの時期に防除を徹底して今後、有効な農薬・防除の別の方法も組み合わせて対応するよう検討していく」
県は今後、佐久市臼田地区や佐久穂町の農家にも農薬を配布する予定です。

