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【草間彌生さん追悼】「死にもの狂いで絵を描いた」ニューヨークでの躍進と帰国後の苦悩を回想 地元の松本市美術館に新たな生命を吹き込む #2

■帰国後の不調…深まる創作

帰国後に拠点とした新宿区のマンション

ニューヨークとヨーロッパのアートシーンを全速力で駆け抜けた草間さんだったが、体調不良に伴い1973年に帰国した。

15年余りに及ぶ滞在に区切りをつけ、東京都新宿区のマンションを拠点に活動を再開した。

しかし、帰国後は世間の無理解や精神的な不調に苛まれた。

過酷な環境の中で、草間さんは内省的なコラージュ作品やセラミック作品の制作に没頭した。

暗い色調と瞑想的な世界観を持つ作品群や、作品の裏面に書き残された詩には、精神的苦痛と戦う生々しい葛藤が刻まれている。

草間さんは「ずっと戦い続けてきた。今も全世界に対して発信し、脱皮を繰り返しながら新しい世界を築いている」と話した。

■故郷・松本に注ぐ新たな息吹

野外モニュメントの制作現場

長野県松本市の松本市美術館が2002年4月21日に開館するにあたり、草間さんは野外モニュメントの制作に着手した。

チューリップをモチーフにした巨大彫刻には、ガラス繊維を混入した特殊樹脂が用いられ、職人の手で丁寧な肉付け作業が進められている。

かつて、ニューヨークで時代の先端を走り抜けた情熱は、故郷の地に新たな息吹を注ぎ込んでいる。

草間さんが刻む表現の軌跡は、時代と国境を超えて人々の心を惹きつけて離さない。

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長野放送ニュース

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